初めての真空管ファイナル機

何を思ったか真空管のリグが欲しくなりヤフオクでTS-830V/100W改を見つけて落札!
あ・いや JJ0SFVとJF1LXOの影響を受けました。笑

ヤフオクで落札したTS-830V/100W改、早くも本日着荷しました。程度はとても良さげです。恐らく40年程前のリグの筈。それにしては外装・パネルもキレイな部類だと思います。
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とりあえず電源ケーブルとアンテナを繋げて受信してみました。ひと通りつまみやスイッチをガチャガチャしてみてもボリウムのガリもなく7メガ聞いてみても違和感なくフツーに受信できました。当時の最高級リグですよ!(笑) 良いモノを落札できました。
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残念なのはCWフィルターが入ってないことでしたが、VBTをちょっとNARROW側に回して、追加で外付けのDSP APFを入れて200Hzに狭めると快適でした。IFクリスタルフィルタではないので、近接に強い信号が入ると引っ張られて厳しいでしょうけど、こんな年代物のリグで大混雑のコンテストになんて出るはずもないので、これで良い事にしたいと思います。

レトロリグデスクにすべく、夜中にちょっと並べてみました。

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とにかくJARDに基本保証の申請して早く免許おろさなきゃですね。オンエアが楽しみです。

電鍵滑り止めゴムマット

自分の場合、縦振りやスクイズキーはそれ程でもないのですが、バグキーやエレバグのシングルレバーパドルだとハードヒッターになりがちで、気付けばバグキーがだんだんズレて斜めになってます。笑

もちろん、台座についているゴム足を新しいものに交換したり、電鍵の下に敷くゴムシートをいろいろ買っては試してみたのですが、これが決定版!というのがなかなか見つからないでいました。

先日教わったゴムシートは正にCW電鍵用と銘打ってアマゾンで売ってました。そんなのがあるのか!笑

着荷してみてみると、包装にはこんな注意書きが・・・

とりあえずハンドソープで洗ってから水気を拭き取り乾燥。早速デスクの上に敷いてみました。

他にいろいろ試し買いしたものと同様で裏と表で吸い付き(笑)が違います。裏の方が摩擦が大きくて滑らないのです。 できればこの裏面を両面にして貰いたいのですが・・・。

予想通り表面を上にしてバグキーを置くと多少滑りがありました。

upside downでひっくり返すと

Vibroplex Original Bugですと滑りがほぼなくなりますが、Blue Racerだとこれでもちょっと心許ない感じ。やはりキー自体の重さに関係しているんでしょうね。青蛇は細身で軽いんです。笑

Begali Intrepid や GHD のBugは全く問題なくズレませんでした。

これで暫く使ってみますが、まだまだ決定版!を探す旅は続きそうです。笑

接点磨き

Vibroplex VIBROKEYER シングルレバーパドルですが、ヤフオクで落札したクリーム色台座のと、新品で購入したクローム台座でピカピカの2台持っています。

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余談ですが、こちらを読むと

https://www.vibroplex.com/techdocs/WW7P-Serial-Number-List.pdf

Vibroplex VIBROKEYER の製造は1960年1月からで、私がヤフオクで落札して手に入れた #378568 は 1975年製造のようです。約50年! 一体どこをどう経由して私の元にきてくれたのか・・・。笑

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さて接点を確認します。 クリーム色(ベージュ色)台座の1975年製造の接点を見るとサビなのか汚れなのか分かりませんが黒ずんでいます。

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このパドルはエレバグのマニピレータとして使っているので、メカバグキーとは違い符号がかすれたりはしませんが、接点部分を見るとコンタクトしてるところは銀色、それ以外は黒っぽくなってますので、とりあえず研磨剤の入っていない液体金属磨きを使って接点を磨いてみました。

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これを綿棒に付けて接点をコシコシ磨くと綿棒が黒くなって汚れが落ちたことが分かります。

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液体金属磨きをつけて磨いては、綿棒で乾拭きを何度か繰り返します。

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接点は銀色になりキラッと光るくらいになりました。その後接点のコンタクト位置を調整して、仕上げに名刺を1枚取り出して接点に挟んでゴシゴシ薬剤を落として完成。

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チャタリング低減機能がついているQDZ Keyerでエレバグなので、そもそもかすれたりはしないのですが、接点がピカピカになっただけで上手くなったような気がします。(当社比w)

時間がある時にバラして部品の洗浄と磨きをしようと思います。

反動式打鍵法

縦振り電鍵は自分にはムリだと思って、なるべく近寄らないようにしてきました。

A1CLUBの干支電鍵のコンテストは実に苦痛でした。笑

そんななか、ふとこの記事を読んで反動式をやってみようと思い立ちました。

縦ぶり電鍵の打ち方 by JA1VJQ
https://a1club.org/knowhow/st-key.htm 

机の上に腕・手首・手のひらを置いて、人差し指・中指で机の天板を押すと手首が上がるのを目の当たりにして「なるほど!」と感じたのが、やてみようかと思った一番のキッカケです。

現在所有している縦振り電鍵は

  • ハイモンド HK-702
  • ハイモンド HK-808
  • A1CLUB頒布 干支キー(辰)
  • 中華電鍵 Putikeeg

の4つ。 前々から感じてはいましたが、ハイモンドの縦振り電鍵は大理石がカッコよくて、シャックにあるだけで箔が付く感じではありますが、ツマミの高さが高すぎて自分のオペレーションデスクに置くと肘の位置が不自然でちょっと打つだけで疲れます。

中華電鍵 PutikeegはAliExpressで8000円切るくらいで入手した緑の縦振りです。カエルっぽい色なので通称ケロケロキーと呼んでいますが、これはつまみの位置が低くて高さがぴったり。肘の高さも姿勢もムリがなく疲れなさそうです。

干支キー(辰)は高さは丁度良いのですが、バネ圧が弱くて電鍵からの反動(と言うか反作用?)を得る事が難しいのが難点で、結局オペデスク上のレギュラーの座はケロケロキーに譲ることになりました。笑

手に汗をかいてくるとツマミが滑るので、シリコン指サックを被せました。接続ケーブルはステレオミニジャックが背面に付いてます。

バネ圧は中央にある緑のネジで強くも弱くも自由に調整できます。(磁石バネです。) 接点ギャップは後方にある銀色のネジで調整ができます。 調整できるところはこの2ヶ所だけ。

打つとガチャガチャ喧しいのが玉に瑕ですが、いかにも機械っぽいのが良いところかもしれません。

さて実際の打鍵ですが、ドキュメント中に書かれているように、長点を打つときは人差し指中指で腕全体を支えるようにして腕を休ませる・・・この感覚は分かります。そうしないと長時間打鍵はムリなんですね。

まだまだお稽古中ですが、低速・中速と速度を相手に合わせるのは縦振りの右に出る電鍵はないので精進したいと思ってます。

10MHzのコンディション

夏の間国内和文が低調だった10MHzバンドも朝夕涼しくなって来るとともに、国内近距離が安定して聞こえてくるようになりました。

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いつもお相手いただいているJF1LXO局の信号も今朝のA1CLUBオンエアミーティングでは599でした。

ログを見てみるとLXO局と今年最後に10MHzで交信いただいたのは今年4月が最後で、あとは7MHzでした。

夏場7MHzに避難してた和文愛好家たちも10MHzに続々と戻って来る事でしょう。(笑)

和文ラバースタンプのススメ

欧文モールスでは、599BK形式とかラバースタンプQSOとかが広く知られています。 ラバースタンプ(ゴム印)をペタッと押したような定型交信の事をこう言います。

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欧文ラバースタンプ交信の例はググってみると沢山ヒットしますが、和文ラバスタ例は殆ど見つかりません。

そうなんです和文にもラバスタがあるの?」と言われそうですね。確かに細かなニュアンスや込み入った話もできる和文で、何も判で押したようなラバスタ交信をする必要はないとも言えます。 しかし、これは既に和文でラグチューをしちゃってるベテランに当てはまる話。 和文初心者には実際の交信をどうやってよいのやら途方に暮れますね。

取りあえず符号を覚えた or まだちょっとあやふやな符号も多少ある状態の初心者予備軍の場合は、相手が何を打ってきても気にせず(要するに受信できなくても)ひたすらラバスタ文例を打つだけで交信を成立させて慣れて貰おうという作戦です。

初めて和文に出たときの事を思い起こせば、話の内容が殆ど受信できず、おそらくお相手いただいたかたにはワケワカ状態だったのがモロバレだったと思います。(そんなのはベテランには直ぐに分かります。でもそのベテランも初めての交信はそんなもんだったでしょう。)

ラバスタ交信も20~30局くらい経験すると、だんだん型が身についてきてコールサイン・レポート・QTHや名前を受信するときくらいしか緊張しなくなる筈です。そう、それ以外の情報はどうせたいしたことは打ってませんから。w

和文ラバスタ例文です。

【RRH】
CQ ホレ DE JF0RRH PSE ホレ K

【QOM】
JE1QOM

【RRH】
JE1QOM DE JF0RRH ホレ オハヨウゴザイマス コールアリガトウゴザイマス(段落)コチラ ナガノシニ599デ キテイマス ナマエハ タカムラデス ヨロシクオネガイイタシマス ラタ JE1QOM DE JF0RRH KN

【QOM】
JF0RRH DE JE1QOM ホレ オハヨウゴザイマス コチラハ ○○○(QTH)デス ○○○(レポート)デス(段落)ナマエハ○○○デス ラタ JF0RRH DE JE1QOM KN

【RRH】
JE1QOM DE JF0RRH ホレ ○○○サン リョウカイデス(段落)キョウハ コウシンアリガトウゴザイマシタ マタヨロシクオネガイシマス デハ 73 ラタ JE1QOM DE JF0RRH TU 73 VA E E

【QOM
JF0RRH DE JE1QOM ホレ アリガトウゴザイマシタ マタヨロシクオネガイシマス 73 ラタ JF0RRH DE JE1QOM 73 TU VA E E

【RRH】
TU VA E E

【QOM】
TU E E

A1CLUB和文オンエアミーティング

A1CLUBでは日曜日の朝に和文のオンエアミーティング(以下OAM)があります。土曜日朝のオンエアミーティングは欧文で、まさにレポート交換のみのロールコールですが、日曜朝の和文はもうすこしのんびりとレポート以外に気温やら台風やら、それから先週あったハムフェアや混信会でのアイボールの御礼などなどをひとことふたこと交わすものです。

この和文OAMは月初めのみキー局方式、他の日曜朝はリレー方式で行っています。キー局方式はキー局1局が初めから最後までCQを出して交信を進めていくもの。リレー方式は呼んだひとが、次にCQを出してどんどんバトンを渡していくタイプのOAMです。

不肖ワタクシ和文OAM4度目のキー局を拝命し(と言うか立候補したのですがw)、久しぶりに3時間半にも及ぶランニングを行い全22局と和文交信できました。

今回のキー局方式OAMは今までOAMに参加したことのないかたや、和文の交信にまだ自信が持てず一歩が踏み出せないかたにご参加いただけるよう、実施案内に和文にもラバースタンプがあるので、その例文を打つだけで簡単にOAM参加できます。相手の打ってることが分からなくても交信は成立! さーQRSでゆっくりコールしてお気軽にご参加ください!」的な触れ込みでメーリングリストFacebookグループに告知投稿しておきました。

果たして今日当日はどうだったか・・・。

有り難いことに、「初めての参加でしたが、勇気を出してコールしてみました」「和文CWデビューできました!」「ラバースタンプ例文があったので背中を押して貰えました」と4~5局からお知らせがありまして、企画した意図通りの結果となりました。

和文ができるひとが一人でも増えてくれれば嬉しいかなとの想いから、こんなことを考えつきました。 このシュミは相手が居ないと成り立たない宿命故、現在ではアマチュアでしか使われないモールス、それも和文の交信相手に将来困らないように、新しい和文仲間の発掘は必修科目だと思うわけです。

QRSの対応故、今日の電鍵ラインナップは緑のケロケロストレート中華電鍵でQRS対応、QRSのCQを出すために JE3QDZ作のメッセージメモリキーヤ、それと通常の速度用のエレバグ(パドルはバイブロのシングルレバー)と言うフォーメーションでした。