暫く使っていたカーボン釣竿アンテナを、ALL JAコンテスト直前にCPATU(ダイヤモンド共振型エレメント)に換えて3週間ほど経過。
よくQRVしている10MHz CWで、339とか219みたいなレポートを貰う事が立て続けにありました。ちょうど磁気嵐とかデリンジャー現象とかの時でしたが、こちらには559~579で入感していたので何故そんなに飛ばないのか?と少し悩んでおりました。
7MHzではA1CLUBの和文OAMでも立て続けにパイルに破れ、カーボン釣竿エレメント時代でもここまでパイルに連敗するすることは無かったため、これはホントに飛んでいないのかも・・・との結論に達しました。
飛ぶも飛ばぬもアース次第の1/4λ接地型アンテナですから、やることはアースの強化。マスト上部にCG-3000 ATUを取り付けた都合でアースはカウンターポイズを空中に10m程狭い庭に曲げながら(笑)張っておりました。もちろんこの状態でも全く飛ばない訳でもなくSWRも1.0にATUがチューニングしてくれていました。
これに12m程のワイヤをさらにもう1本追加してみました。1本目のワイヤも放射状にかつ水平に張りたいところではありますが、狭い庭でそれも叶わず、ジグザグ曲げたり、スローパーアンテナ風に斜めってたり・・・。笑
ま・少しでも良く電波が飛ぶようになればとお祈りしながら張りました。w
早速各バンドCG-3000 ATUでチューニングが取れるかチェックしたところ、全バンドSWR1.1以下(正確に言うと24MHzだけ1.1で後はSWR計の針は振れず1.0)でした。
空中ポイズ1本の時と違うのは、3.5MHzのチューニングが一瞬で完了するようになったこと。以前は数秒悩んでリレーがガラガラいってやっとSWRが1.0に落ち着く感じでした。恐らくATUへの負担が掛からない電圧給電ではない状態になったのだと思われます。
ちょうど群馬コンテストと新潟コンテストの日で、午前中まず手始めに高崎・前橋・伊勢崎・太田と10Wでナンバー交換をつつがなく済ませました。
その午後は新潟コンテスト。今度はIC-705 で1ワット QRPで呼び回りテストをしたところ、なんと10局くらい1Wで一発コールバック&ナンバー交換ができるじゃないですか!
もちろんお空のコンディションが良かったのも確かですが、以前のカウンタポイズ10m 1本の時よりは確実にコールバックの反応が良く、手応えがありました。
あわせて7MHz/FT8でも1WでCQを出して10局程度交信したのですが、頂くレポートも-10~-16dBくらいで相手の信号とそれ程遜色有りません。
定量的な数字はあまりないのですが、これは空中ポイズ追加の成果かなと。今度のCQ WW WPXでも試してみたいと思います。