TS-830V サイドトーン修理

ヤフオクで落札したTS-830V/100W改ですが、動作チェックしてみるとなんとサイドトーンが出ないじゃないですか! サイドトーンくらいローカルで作って鳴らせばいいか・・・と思いきや、サイドトーンをVOXに入れてセミブレークイン動作させるという建て付けの都合、どうしてもサイドトーンに出て貰わなければなりません。Webで調べると、整流ユニットのR13(100kΩ 1/2W)を交換すれは良いとの情報があり、それに賭けてみることに。(笑)

まず最初に作業エリアを確保する為にデスク上の片付け。(笑)

そしてネジを外して筐体カバーを外します。目的の整流ユニットは底面側にありました。

D12の左側に縦に取り付けられているのがR13です。

この抵抗R13を交換するには、この基板をとめている4本のネジを外して基板を起こして立てます。

作業しやすいようにリグを横に立てます。

R13の場所を確認して半田吸い取り網線を当てて取り外します。

慎重に半田ごてを当ててハンダを吸い取ると・・・

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取れました! 100kΩ抵抗の筈ですが測ってみると

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抵抗値無限大で単なる絶縁体になってました。

これを新品抵抗に交換します。

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秋月電子の通販で100本200円。1本しか使いませんが。(笑)

一応測定。
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R13を取り外したところ

基板の裏側から100kΩを当ててみます。
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足の曲げ長さOKなのを確認して、

基板表面から抵抗を差し込んで半田付けします。余ったリード線はニッパでカットし、基板を元に戻して4本のネジで固定。

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フタを取り付けて、早速テストです。

めでたくサイドトーンが出て、セミブレークイン動作も完璧でした。