ヤフオクで落札したTS-830V/100W改で免許をおろし、7MHz/10MHzで和文ラグチューすることを夢見て(笑)いろいろと書籍(アマチュア無線メインテナンスブック)やWeb、Facebookグループなどで皆様のヘルプ・サポートを得ながらなんとか
・サイドトーン&セミブレークインの修理
・830用ではない中心周波数が700Hzズレた YG-455C-1 CWフィルタの取り付け
・WARCバンド送信禁止解除
・JARDへ基本保証依頼&信越総通へ送信機の追加変更届出
を完了し後は免許されるだけ・・・と思って、週末この40年選手で10MHz/7MHzの和文をタヌキワッチしておりました。
するとワッチ中に突然100Hz程周波数が飛ぶ現象が発生。
とりあえず「TS-830 周波数 飛ぶ」でググってみると、沢山解決方法が出てきます。どうやら持って生まれたこのリグの持病のようです。
その修理方法で一番初めに出てきたのが「FIXスイッチ」と言うワード。どうやら水晶を入れてその周波数に固定(FIX)するためのスイッチのようです。まったく不要な機能なんですが、どうやらこのスイッチの接点不良が、例の周波数飛び(ワープ)の重要参考人とのこと。
もちろん他にもトランジスタの劣化やコンデンサの劣化などなどの原因事例も見つかりましたが、まずはこのFIXスイッチのクリーニングから着手してみました。
クリーニングと言ってもパネル裏にいったいどうやってアプローチすればよいのか途方に暮れているとFacebookで親切なかたがVFOユニットをそっと引きずり出せばスイッチが見えるので、そこにリレークリーナー(接点洗浄剤 くれぐれも接点復活剤は使うな!とのこと)を吹きかければ良いとの情報をいただけました。
早速インチ系の六角レンチでVFOユニットを引き出してみます。
何故か持ってました。この一番太いやつでイケそうです。
六角レンチでVFOつまみの四隅のネジを取り外し、ゆっくりVFOユニットを引き出します。
赤のケーブル2本と白いコネクタの3つがVFOユニットに刺さっていますので、このケーブルにに強い力が加わらないようにゆっくり静かにユニットを引き出します。
赤ケーブル2本と白いコネクタをユニットから外せば切り離せます。(ちなみに切り離さなくてもOKでした。)
本命はFIXスイッチです。引き抜いたVFOユニットが収まっていた穴からFIXスイッチ方面を覗くと
FIXスイッチの根元が基板から生えているのが分かります。
スイッチをON/OFFしてみると動いているのが分かります。
根元の辺りにリレークリーナを軽く吹きかけて、FIXスイッチを10回くらいON/OFFを繰り返してみます。 とりあえず今回はこれだけ。これでダメなら次の作戦に移ります。
吹きかけたのはこの左側の接点洗浄剤(リレークリーナ)です。
VFOユニットに3本のケーブル・コネクタを差し込み元に戻します。
果たして結果はいかに?
FIXボタンを押しても周波数ワープしません! 約1時間ほどワッチし続けていますが、今のところ周波数飛びは起こっていません。このまま治ってくれればよいのですが。今のところ大成功みたいです。笑
【追記 2024.10.2】
その翌日、7MHzを2時間くらい受信し続けましたが、周波数飛びは発生しませんでした。FIXスイッチを押しても問題ナシ。 これは寛解したと言ってよいかもです。 リレークリーナさまさまです。