GAWANTアンテナもどき

アリエクを見てるとGAWANTアンテナみたいなのが売られてまして、3500円と安かったので思わずポチってしまいました。

始めXで、このGAWANTもどきを知ったときは2600円程だったのですが、自分がポチるときは3600円くらいになってました。 で、今また見てみたら3800円に。。。

ポチったあとSNSで評判を調べてみると

・全く聞こえない/飛ばない(マジか!w)
ノンラジアル(アース無し)ではあるけど、グランドラジアルでもよいから少しでも線をアース側に付けた方が受信感度もよくなる
・動作原理はEFHW(端部給電半波長アンテナ)に同調回路をつけたものらしい

と言うことが分かりました。

ポチったのが2024年11月11日、着荷が11月16日朝でした。

早速荷ほどきしてみると、入ってたのがこれだけ。

一応、中も開けて見てみました。

ちっさートロイダルコアに何やらくるくる巻いてロータリースイッチで切り替えるようです。バリコンはポリバリコン。

裏には

なんて事が書いてありますが、どうみてもこの小さなコアに巻いた線とポリバリコンでは20W(たとえSSBやCWでも)の耐圧があるとも思えない感じです。笑

EFHWアンテナは端部高インピーダンスの電圧給電になりますから・・・。

とは言え、一応試してみます。

三脚にMJコネクタを軽く固定して、給電部にはコモンモードフィルタを入れます。

ロッドアンテナは全部伸ばすと1.4mの長さ。この状態で繋いでロータリースイッチはテキトーにポリバリコンも調整。アンテナアナライザではSWRは1.0、インピーダンスはR=52 X=0 とマジ理想的な数字です。

IC-705に接続すると・・・マジ何も聞こえませんでした。w

次にCQオームさんのカウンタポイズ線を取り付けてベランダにぶちまけますと、今度は少し感度があがりました。 EFHWアンテナもラジアル線は不要なのですが、豚のしっぽみたいに数十センチ程度でもちょろっと給電アース部から出すだけで効率が良くなると言う話は聞いたことがありますので、それと似ているのかもです。

この状態でJA9コンテスト参加局で強めのかたを10Wで呼んでみましたが、まったく振り返っても貰えません。笑

次に2mくらいのビニル線をアンテナエレメントにしてグラスファイバ釣竿にはわせてベランダから外に出してみました。

この状態でJA9コンテスト参加局1局だけナンバー交換ができました。(とほほ)

もう少し長い7m~10mくらいのアンテナエレメントをロケの良いところで展開すればそれなりに飛ぶような気もします。同調回路が端部にあるので、1本のワイヤで複数バンドに出られるメリットもありそうです。

ベランダでの使用も1/4λ接地型アンテナとは異なり、電流腹が根元の給電部ではなく(原理上)ワイヤエレメントの真ん中付近になる筈ですから、建物から離れた部分から放射される成分も多くなるので効率が良いかも・・・などと夢が広がります。 いずれにしても1.4mのロッドではダメでしょうね。笑

気が向いたら、この続きをお外でやってみます。(気が向かないかも・・・w)