つい最近も突然パワーが出なくなる現象が発生したレトロ無線機TS-830V。
バンド切り替えスイッチをカチャカチャやるとパワーが出るようになったり出なくなったり安定しません。 この挙動は恐らくバンド切り替えのロータリースイッチの接点不良。
こうなるとやることはただひとつ。接点洗浄!
リレークリーナー(接点洗浄剤)でバンド切り替えのロータリー接点を洗います。
何ヶ所かロータリー接点があるようなのでひとつずつ接点洗浄剤を吹いてカチャカチャ回します。全箇所を吹いて洗いカチャカチャしてから、10分くらい放置して乾燥するのを待ちます。
するとどうでしょう! キャリアツマミを今までと同じくらいにセットすると、パワーの出方が違います! どうやらいままでも接点汚れで本来のパワーが出ていなかったようです。
今まで100Wちょうどくらいしか出てなかった7MHzも、ALCを半分くらい振らせて120Wくらい出るようになりました。なんてこった!(笑)
目視できない電子制御での切り替えだと手も足も出ませんが、昭和レトロ無線機は目に見える物理的なスイッチをお掃除するだけで復活するのですから有り難いことです。(笑)
無事本来のパワーも取り戻してめでたしめでたしでした。(でも30Wくらいしか出しませんけど。)