デジタル外部VFO VFO-230 その後

周波数安定度抜群でドリフト知らず(っていうのも言い過ぎですが)のデジタル外部VFO VFO-230でTS-830Vの送受をしているのですが、この頃CQ出している局を呼んでも「? AGN」と返事される事が多く気になっていました。

日曜日の早朝からA1CLUB和文オンエアミーティング(リレー式)がありました。このOAMにもTS-830Vで出ようと算段。 自分7MHzのスタータを拝命した都合で、正確な周波数をアナウンスしようとIC-7610で相互に鳴きあわせし、送信受信周波数のチェックをしたところ、830でゼロインした所で送信しても100Hz以上ズレていることに気づきました。 そりゃ呼んでも?って返って来ますよね。笑

とりあえずその場はRITで受信周波数と送信周波数をずらすことで応急措置としましたが、そのRITもセンターズレがありました、これも併せて調整が必要。

OAM終了し朝食後、サービスマニュアルとWebを調べ、以前調整した通り周波数ズレはボリウムVR1で、RITのセンター合わせはトリマコンデンサ TC1の調整でできることを確認。

蓋を開けると見える基板がDIGITAL UNITで、奥の方にTC1とVR1があります。

調整はゼロインメータが付いているFTDX10を測定器として使います。

7.032MHz辺りで空いている周波数でFTDX10でキャリアを出し、それをTS-830V with VFO-230で受信しゼロイン。外部VFOのRITをセンターに合わせRIT ON/OFFを切り替えてもトーンが変わらないところにTC1を回して調整します。このときの調整棒はプラスチックドライバで。

RITのセンターズレが治ったら、次は周波数ズレをVR1で調整します。

今度は先ほどの周波数にてTS-830V with VFO-230でキャリアを出しながらVR1を回してFTDX10のゼロインメータがセンターになるように合わせます。

これで調整終了! 試しに7や10MHzで599BK交信しているかたを何局かゼロインで呼んだらほぼ一発でピックアップされました。

めでたしめでたし。

日曜日の1日TS-830+VFO-230で楽しめました。