TS-890Sが修理から返ってきたので、以前からちょっと興味があった TS-590SG を TS-890S のサブ受信機にしちゃう設定をやってみました。
ます初めに2台を物理ケーブル2本で接続します。

1本は 890の「ANT OUT」端子から590の「RX ANT」を両端RCAピンのケーブルで接続します。インピーダンスは50オームではないと思いますが送信に使う訳でもないので良い事にします。
もう1本は周波数やモードなどの情報を両無線機間でやりとりするシリアルケーブル。両端D-Sub 9pinメスのクロス(リバース)ケーブル。こんなケーブル大昔にシスコだかヤマハだかのルータを設定するときに使って以来です。w
【TS-890S(送受信機)の背面】
ANT OUTは17番、シリアル(COM)ポートは5番です。

【TS-590SG(サブ受信機)の背面】
RX ANT端子は右下(正面からみると左奥下部)、シリアル(COM)ポートは左下(正面から見ると右奥下部)

ケーブルが繋がったら 890に接続されているアンテナで590側でも受信ができるか確認しておきます。
890側で受信機に電波を分けてあげるには

890前面パネル中央上部のバンドボタン「1.8」の上にある「RX ANT」を長押しして「ANT OUT」を機能するようにします。
受信機用の電波を受け取る590側では

590前面パネル左上の「ATT」ボタンをこれまた長押しして「RX ANT」を機能させます。
これで890の電源が入っていれば590でも受信ができるようになります。
ちなみにこの状態で590の「METER」ボタン長押しで「DRV」を機能させるとディスプレイ右部の「*(アスタリスク)」が表示され、背面DRV端子からさらに受信機を接続できます。
以前SDRドングルをここに接続してバンドスコープをPC画面上に構築してありました。TS-890Sに接続されたアンテナをTS-590SGで受信に利用し、さらに590からSDRドングルに接続することができてSDRアプリで受信もできると言うわけです。
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ここまで出来たらあとは各々の設定だけです。今回はスプリット転送Aと言う設定にします。
【TS-590SG】サブ受信機
MENU No. 64番 A-SUB r を選択します。これでこの590は送信できず受信機としての機能になります。

次に MENU No. 67番でCOMポートの通信速度を115200にセット。

590側の設定はこれで終わりです。MENUボタンを押して元に戻り、電源OFFして再度電源ONしておきます。
【TS-890S】メイン送受信機
MENU 7-04 Quick Data Transfer を 「A(TX/RX)を選択 890は送受信機として機能させるワケです。

MENU 7-00 Aud Rate(COM Por) を 115200[bps]にセット これも590同様通信速度を合わせます。
この設定後、電源OFF&ONと再起動させれば設定はおしまいです。
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【使い方】
始めに受信アンテナの確認です。890側は先ほども出てきましたが、バンドボタン1.8の上になる【RX ANT】ボタンを長押しして【ANT OUT】を機能させます。正しく機能していれば液晶画面左上の表示がこんな風になります。

590側も受信アンテナ端子を有効にさせます。前面パネル左上の【ATT】を長押しして【RX ANT】を機能させます。正しく設定できたら液晶パネルの左下にRXと言う白抜き文字が出てきます。

利用シチュエーションは
890でワッチ中、何やらパイルを発見! ご本尊を890で発見したら、おもむろに890の【SPLIT】ボタンを長押し後、もう一度【SPLIT】ボタンを短押し1回。
そうすると890で受信している周波数が590側にセットされ、890も590も全く同じ周波数が受信できています。
590のVFOを回してどの周波数をピックアップしているのか探るのですが、890のご本尊とパイル側の590を聞きながらアタリを付けます。
アタリを付けた周波数を590の【<Q-M.IN】ボタンを押すと、あーら不思議890のVFO-B(送信VFO)にセットされます。
ここで890で呼べば良いわけです。890で電波が出ている間は590への受信アンテナは遮断され590のスピーカから890の発射している電波を爆音で聞くことはありません。
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やってみると酷く簡単な設定でした。
しかし890を送信状態にすると890の【ANT OUT】が切り替わるリレーがやかましくて、ホントにパイル時じゃないと使わないでしょうね。
なお590を普通のトランシーバにするにはMENU No.64 を【OFF】にして受信機としてではなく送受信機として機能させ、さらに【ATT】ボタンを長押しして【RX ANT】をOFFにする必要があります。