世間は狭かった。

今朝はCQ WW CW TESTかあるため、A1CLUBで日曜朝恒例の和文オンエアミーティングがお休みでした。週末にしか運用できない自分は「このままホレ交信をお休みしてしまっては忘れる!」と思い、10メガをワッチしてました。

折よくCQホレを出してる局を発見。符号も綺麗なので安心してコールしましたら応答があり「ムセンデモ、ヨロシク」といきなり打たれて、ハタと気付きました。

見覚えのあるコールサインだと思ったら、先日ブログでコメントを頂いた方でした。
先方も「ビツクリシマシタ」と打たれてましたが、こちらもびっくりで「ムセンデモ、ヨロシクト、ウタレテ、ハジメテキヅキマシタ」(笑)
世間は狭いものです。

ラバースタンプはお名前とQTHをメモするくらいでOKなのですが、ラバスタ以上の内容になると書き留めないと楽しい会話にならないので、できるだけ筆記受信しています。(結構ミスコピーしてて恥ずかしいですが。)

漬物樽で1.8MHzに出よう

3.5MHzは先日カーボン釣竿14m程のワイヤエレメントを追加する格好で国内にはまずまず飛ばせるようになりました。これにCG-3000で1.8MHzをチューニングしてみてもさすがにエレメントが短すぎるとみえてSWRは2.5くらいまでしか下がりません。

この卒業証書紙筒コイルでも追加しようかと思っていたのですが、

カーボン釣竿直接給電アンテナ with ATU でお世話になった JS1WWRさん曰く漬物樽のようなデカいコイルはATUの小径コイルとは違いベースローディングでも飛ぶということをお聞きして試してみることにしました。

まずはホームセンターで5型と言う直径約20cmの漬物樽を調達しました。売ってたラインナップのなかでは一番小さいものです。

これにアルミ線を20m程巻いて、樽の底と蓋に穴を開けまして、カーボン釣竿の下部に固定しベースローディングコイルにする作戦です。

樽上部にコイルを巻くには邪魔な部分があるのでこれをニッパで切り取ります。

次に蓋と底に直径3cmの穴を開けます。きれいに穴を開ける道具がなかったので、スケールでだいたいのところに印をつけて電動ドリルでたくさん穴を開けて切り取りました。(出来は悪いけど用は足りました。)

必要なものは全部アマゾンで調達。

自在ブッシュを漬物樽の側面に8本、両面テープで貼り付け、アルミ線のガイドにします。

で巻き巻きしたアルミ線はこれです。

これ以上太いと取り回しが大変なので1.2mmのやつです。7mのを3つ買って21mを漬物樽に巻きます。

途中で7m分が終わった場所にドリルで穴を開け、樽内部で次の7mに繋ぎ合わせます。ただ撚り合わせるだけですが。

ATUのエレメントの一部にするだけなので、これで完成と言えば完成なのですが、ATU無しでアンテナアナライザで調整して使えるようにバリコンやらMコネクタやらを取り付けてみました。

当たり前ですが、アルミ線は普通のハンダではくっつきませんので、スズメッキ線と組み合わせて配線します。

カーボン釣竿の根元にセットして、アンテナアナライザで7MHzに調整してみました。

まずまずなので、この状態でATU CG-3000を使わないで7MHz/FT8に5Wで出てみました。 昼間の国内7.041MHz、15局程と交信。まあ普通に飛びました。笑

次に3.5MHzですが、これもカーボン釣竿+ワイヤエレメント14m+この漬物樽コイルでバッチリ調整でき、これも5局程交信できました。

しかし1.8MHzは同調点は見つかって1.840MHzには合わせられましたが、インピーダンスがまるで合わせられずでした。 一応コイルのどのあたりが1.8MHzに共振しているのかは分かったので、そこに印をつけておき、あとは CG-3000にチューニングをお任せしてオンエアしてみました。

CG-3000のチューンはあっさりとSWR1.0になり、50W入れても安定しています。同調点が合っているからでしょう。(※これ同調点が合っていないと電圧給電になったりして不安定になりがちです。パワーを入れるとすぐにSWRが悪化したりします。)

暗くなるのを待って1.8MHz/FT8に出てみます。パワーは40Wくらい。

0・9・8・7・1・2・4エリアと立て続けに交信できました。PSKreporterで確認すると日本国内はまずまず飛んでいる模様です。

これでKCJ TOP BANDコンテストも少しはマシな局数ができるかもです。

3.5MHzのアンテナ

秋も深まり・・・と言うか、もう初冬的な気候になり、夜はローバンドの季節になりました。

今、我が無線局の主力アンテナはカーボン釣竿直接給電+CG-3000 ATUです。 アンテナエレメントとなるカーボン釣竿の長さは9mちょっと。7MHzに同調させるとフルサイズに近いとみえて国内ではまずまず飛びます。 しかし3.5MHzはチューニングは取れますが流石に飛びはイマイチ。 何度コールしても拾って貰えない寂しさ・・・。笑

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そこでこのカーボン釣竿の根元から1mくらいのところから目玉クリップでカーボン竿を挟んでワイヤエレメントを伸ばしてみました。

と言うのも先日折り曲げたベントダイポールではありますが7メガのフルサイズが張れたんだから、3.5メガの1/4λだってイケルだろうと。(笑)

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カーボン釣竿+ワイヤで15m近く、1/4λフルサイズに近いエレメントを空中になんとか張ってATUで同調させたら飛ぶんでない?と皮算用です。

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早く暗くならないかなー。

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17時を過ぎたらもう真っ暗。はじめに3.5MHz/FT8で試してみました。北海道から九州まで国内で見える局とは40Wくらいで全部できました。以前のカーボン竿のみでは振り返ってもらえない場面も多々ありましたから、明らかに飛ぶようになりました!

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CWでは福井県の移動局が出てたのでこちらもワンコールで拾っていただけました。

これはA1Clubのオンエアミーディングにも期待が持てそうです。

年代モノのアンテナチューナ

DAIWA CNW218という年代モノのアンテナチューナを所有しています。

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以前からSWR/POWER計として使っていたのですが、先日取り付けてみると100Wレンジの時だけパワーメータが振れたり振れなかったり・・・。20Wレンジでは問題なくメータが振れます。SWRと言うか反射波のメータは100Wも20Wレンジでも振れるようです。(RIGにアンテナチューナは内蔵されているのでチューナとしては使っていません。)

先ずはフタを開けて中を見るのですが、年代物故、ビスが錆びててうまく回りません。(笑)

KURE CRC 556を軽く吹いて何とか外して筐体内部にアクセスし、バンド切替のロータリースイッチやバリコンのシャフトが邪魔ですから六角レンチでジョイントのイモネジを緩めて外します。

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機能したりしなかったりするときは接触不良と言うのが通り相場です。と言っても、電気の知識は殆どない文系ハムですから、できることと言ったらハンダの打ち直しくらい。とにかくフロントパネル真裏にある基板上で手の入るところは全部半田ごて当てて(時に新しいハンダを追加して)溶かして打ち直しをしましょう。

乱暴ですができることと言ったらコレくらい。(笑)

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果たして結果は・・・・。

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今のところは100%パワー計が振れるようになっています。しばらく使ってみることにします。 こんなんで治ったらラッキーですね。

お役立ち名刺ケース

ラクスルで名刺を注文したら必然的に付いてくる名刺ケース。会社に有っても捨てるだけなので貰って帰ってきました。これをTGkeyerのケースにしてみたら思いのほかカッコよかったので、裸で転がってたマルツのキーヤもこのケースに入れてあげることにしました。

基板上にスイッチやら速度調整VRやらが取り付けられていたのを外し、ケースに取り付けリード線で配線。何が大変って一度基板に取り付けた部品をハンダ吸取り網使って取り外すこと・・・。w

LEDに供給していた線を抵抗外してカットし少しでも省電力化。電池はケースの大きさの都合で006Pに。

プラケースに穴開けて完成!

外観はTGkeyerと殆ど変わりません。

並べてみました。左がマルツのキーヤ、右がTGkeyerです。

今日は7MHzの和文ラグチュー聞きながら、こんな工作で一日終わりました。

エレバグのオートスペース機能

今日完成した TGkeyerのエレバグモードですが、試し打ちしてすぐに違和感。

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マルツキーヤのエレバグモードでは感じなかった長音のチャタリング。エレバグモードだとはいえエレキーでチャタリング

で、もうしばらく打ってると、これもマルツキーヤでは感じなかった符号のばらつき。

コレはもしかしてオートスペースが機能してないのでは?ということで試してみました。

最初にTGkeyer

次にマルツキーヤ

TGkeyerがチャタってるように聞こえるのは長音の後に短点1個分のスペースが入っていないからだと思われます。(短点後は短点1個分のスペースか入るため、確かにバグキーにありがちなネバネバ符号は防げます。)

マルツキーヤは長音後もオートスペースが効いていて、悪く言うとオペレータが打った通りに符号を出しておらず、キレイにお化粧してトランシーバに符号を送っています。

エレバグを使っている人はそれ程多くないとは思いますので、コレが問題になるケースはそうそうないでしょうけど、自分には大問題。(笑)

TGkeyerがマルツキーヤと比較して勝ってるところは電気をあまり食わず電池が長持ちすることくらいでしようか。

TGkeyerをdisってあるようでナンですが、あと速度調整範囲をもう少し広くして欲しいところです。(特に速い方)

TGkeyerキット

なにげに発見。ドキュメントの日付が2023年9月ですから、新しい製品みたいです。

エレバグモードではマルツのキーヤキット同様の長短点オートスペース機能が付いており、単四電池2本 3Vで駆動。消費電力はスクイズ時に約2mAというから、待機時は1mAとかなんでしょうか。 そもそも外部電源ではなく単四乾電池仕様なので期待が持てそうです。 またまたポチってしまいました。

翌日着弾。

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裏を見ると

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シリアルナンバー10002番。まさか2個目ってことでしょうか?

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ケースはオフィスにあった名刺が入っていたプラケースを廃物利用しようと思います。ケースの真ん中に仕切があるので、これをパキッと切り取ると基板のサイズにちょうどぴったりで良さげです。

ステレオミニジャック2個と電源スイッチを背面側面に、速度調整ボリウムは上面にとりつけようかと皮算用

電源は単四乾電池2本のところ、スペースが取れれば単三乾電池2本にしたいところです。入るかどうかは分かりませんが。

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翌日仕事終えて帰宅し、晩御飯を食べてから早速組み立ててみました。

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まず、ケースにプリント基板を当ててみます。手前に寄せて、後ろに隙間を持たせ3.5mmステレオミニジャックや電源SWを取り付けるスペースを確保できそうです。

基板にスペーサを付けると高さが足りなくなるのでスペーサ無しでケースに入れることにします。この時点で単三電池を諦めて単四電池でいくことに。

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抵抗1個、コンデンサ2個、ダイオード3個、トランジスタ1個、PICソケット1個、ブザー1個、タクトスイッチ4個、パドル左右入れ替えSW1個、電池ケース2個、、、以上部品点数は少なくてすぐに半田付けは終了。ただしマルツのキーヤーキットより部品が小さくて半田の乗せ過ぎに注意です。

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取り敢えず、電源SWと速度調節のVRだけリード線で接続します。基板上のタクトSWがあるので、これだけあれば動作テストができます。

マニュアル通り3VがPICにかかっているかチェック後、ソケットにPICを乗せ動作チェック。

あっけなくブザーから音が出てスクイズ操作のテストもできました。

ついでにどの程度電気を食うのか電流を測定してみることにします。

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スタンバイ時は1.1mA弱。

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スクイズ操作してブザーも鳴らした状態で1.4mA弱でした。運用時はブザーは鳴らしませんのでもう少し消費電力は少なくなるかもです。

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あとは電源SWと速度調節VR、3.5mmステレオミニジャックを2つ、ケースに穴あけ加工して取り付け、基板をどうにか固定して、一応の完成となりますが、眠くなってきたので今日のところはこの辺にしておきます。ふー。

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翌朝、ステレオミニジャックをリート線経由で半田付け。はじめにパドル側のジャックから。

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ついでに回り込み防止用に手持ちのセラミックコンデンサ(103/0.01μF)を追加しておきました。

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パドルを付けてテスト。

ブザーからバッチリ長短点が出ました。

次にトランシーバ側もリード線で接続してトランシーバに接続。

バラック状態ですが、折よくA1Clubのオンエアミーディングが初実践となりました。

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日頃使っている中華エレキー(MX-K2)とスクイズのタイミングが微妙に異なるのが気になるところでした。慣れの問題ですが。

次にエレバグモードのテスト。(主目的はこのエレバグモード。マルツのキーヤキット同様に長短点オートスペース機能が付いているので。)

その後、ケースの加工もして完成となりました。

基板はビス留めしてませんが、電池の高さが絶妙で軽く固定されてます。