電信のアクティビティを数値化するA1AA

A1CLUBでは数々の称号やらランキングやらの仕掛けがあります。

単発ものではQSOパーティやコンテストがありますが、ロングランタイプではA1CCやA1AAと言うのがあります。

開局してからこのかた今までにA1CLUBメンバーと何局と交信したかバンド毎の合計で競うA1CC。

単年のアクティビティをCWのQSO数や、オンエアミーティング(以下OAM)に参加した回数、コンテストでQSOした局数などなどで数値化し順位付けするA1AA。

A1CCもA1AAもTurbo HAMLOGから吐き出したQSOデータと、A1CLUBメンバーの名簿ファイルを用意すれば自動集計してくれるアプリケーションが提供されています。(a1aa_a1cc.exe)

裏を返すとTurbo HAMLOGを使っていないひとは、この遊びに参加しにくいのです。(不可能とは言いませんが集計が手間だと思います。)

A1CCの方は最新のa1user.txt(メンバーリスト)とTurbo HAMLOGのQSOデータをADIF形式に吐き出して、それらを食わせればたちどころにカウント集計してくれますが、A1AAはどの交信が和文OAMなのか欧文OAMなのか、はたまた和文交信なのか、コンテストなのか、QRP運用なのか移動運用なのか・・・を判別する術がありませんので、オペレータが自分でHAMLOGのRemarks2に入力しておく必要があります。

このRemarks2に

QOD6,OAM6 ・・・和文和文OAM
とか
TEST ・・・コンテスト
とか
QRP,QOD6 ・・・QRP(5W以下)で和文交信

みたいに入力しておけば、各々カウントしてくれると言う寸法です。他にOAM1(欧文OAM)やP(移動運用)などのキーワードがあります。これさえ入力してあればすぐにA1AAで遊べます。

事前にA1user.txt をダウンロードしておいてください。(A1CLUBのメンバーでしたらメンバーリストが新しくなる度にメーリングリストでそのメンバーリストの在処を示すURLとともに送られてきます。)

初めにTurbo HAMLOGで

検索メニューから「複合条件検索と印刷」を選びます。

A1AAは単年度での集計なので2024年の今は日付範囲を「24/01/01」から今日の日付までを指定し、レコード番号は 「1」から最終レコード番号までを入力します。出力先は「ADIF」を選びます。

その下にあるADIFの項目は「Remarks2を出力」だけを選んでください。このRemarks云々はクリックする度にRemarks1とRemarks2それから選択なしをトグルします。集計にはRemarks2の内容が必要ですから、必ずRemarks2を選択してください。

それで、この後「検索無し」をクリックすれば、このウインドウの一番下で指定したファイルに今年のQSOデータがRemarks2もろとも吐き出されます。

いよいよa1aa_a1cc.exe を動かして集計します。

a1user.txt と 先程吐き出したAIDIFファイルをそれぞれ指定してA1AA 2024を指定して ADIFのところにある集計ボタンを押します!

数秒待てばこんな集計表示が出てきます。

これで集計は終わりで、最後の【A1AA一括2024】の次からの数字全部をコピーして、A1AAのエントリーページで一括登録の窓に貼り付けて必要項目を入力の上送信すればOKです。

1週間くらいするとデータが反映します。

自分がどんな交信をどれくらいやっているのかが数値化されると客観的に自分の運用パターンが見えてきます。各々のカテゴリー(DX・国内・コンテスト・OAM等など)のランキングが出てきますのでランクアップを目指すときの参考になるはずです。