欧文電信のススメ2

7メガの電信バンドを聞いて受信練習をして1~2週間すると「・」を打つ回数もだいぶ減ってくる筈です。

筆記受信した文を後で見返してみても、いったい何を送受信しあってるのか分からない筈です。なぜなら電信での交信には特殊な略符号などがあり、そのまま文字にしても一般ピーポーには分からない筈です。

良く使われる略符号としては

HR = HERE
TKS = THANKS
FER = FOR
UR = YOUR または YOU ARE
DE = こちらは
TU = THANK YOU
FB = 素晴らしい
NAME = そのまま名前のこと。この頃 OP と打つ人が多いようです
BT(続けて「ぽーぽぽぽぽー」) = 文の区切り
73 = さようなら
HPE CU AGN = I HOPE TO SEE YOU AGAIN また会いましょう
VA(続けて「ぽぽぽぽーぽぽー」) = 交信終わり
QSO/QTH/QSY/QSBなどのQ符号
などなど・・・・

欧文電信での交信は大別して

1・ラバースタンプ形式
2・5NNBK形式
3・コンテスト交信
4・平文ラグチュー

の4つが有ります。この頃多いのは2の599(5NN)BK形式の交信でしょうか。7.000~7.020MHz辺りで良く聞かれます。 「たらららら・たーら・たーら たーらららたーららー」ってのが聞こえたらコレですから、まずはこれを筆記受信してみます。交信の流れはだいたい以下の通り・・・

(RRH) CQ CQ DE JF0RRH JF0RRH JCC 0901 K
(QOM) JE1QOM
(RRH) JE1QOM GA UR 5NN BK
(QOM) R GA 5NN TU
(RRH) TU DE JF0RRH K
・・・続く

アマチュア無線の交信は相手のコールサインが受信できて、こちらのコールサインが相手に伝われば成立したも同然です。 反論もあろうかと思いますが、LoTWではRSTレポートは必要要素ではなくなっている現状を鑑みると、まずはコールサインを聞き取れれば大丈夫ということです。

スピードは速いですが、これよりももっと敷居が低いのがコンテスト交信です。敷居が低いと言う理由は

1・コールサインを交信毎に送信してくれる局が大部分
  先程の5NN BK方式では更新終了時に「E E」で終わる局も散見され、自局IDをマジ殆ど出さない局まで居ます。コールサインが分からなければ呼ぶに呼べませんし。

2・コールサイン連呼
  特にコンテストがスタートしてから時間が経つとCQ TEST 連発で自局コールサインを何度も送信してくれるので、コールサイン受信練習にはサイコー。

3・コールサインとコンテストナンバー以外余計な事は基本一切打たない
  毎週末にはローカル・メジャーコンテストがよく開催されていますので、これを一発で受信できるくらいになったら、いよいよ送信練習でしょうか。

その3に続きます。

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