QDZ Keyer

ハムフェアで小さくてかわいいエレキーを買ってきたのですが、K3NGのエレバグモードはやはりオートスペース機能が付いていませんでした。その事をSNSで書いたらJE3QDZご本人からコメントがあり、QDZ Keyer にはオートスペースが付いているということで、早速頒布を受けることにしました。

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代金を振り込んだ翌日にはもう着荷してました!

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エレキーヤと外付けスピーカーのセットで送料別の5000円。

メッセージメモリも試してみました。K3NGでは記憶させられなかった「ホレ」も問題なく覚えさせることができて「CQ ホレ」もボタン一発で送出できました。(ま・メッセージメモリは全く使わないのですが。笑)

ダブルレバーパドルを繋いでスクイズの試し打ち。

次にバイブロのシングルレバーパドルでエレバグモードの試し打ち。

オートスペース機能では「A」を打つときに短点の後の長点送出までに短点1個分のスペースを強制的に挿れてくれます。 このQDZ KeyerはこのオートスペースをOFFって「メカバグ」動作に切り替えることもできるとのことです。

色々なキーヤーを買って使ってはいますが(組み立てキット含む)、エレバグモード時のオートスペース機能が付いているキーヤーは、このQDZ Keyerとマルツのエレキーキットのふたつだけでした。

ひとつだけ「あったらいいな」機能は長短点比率の調整。スクイズ使用時は3.5対1くらいの長点長めの方がゆったり聞こえるので愛用してます。いつか実装されれば嬉しい機能です。

単4電池3本でサイドトーン音量0で17時間程度、イヤフォンでサイドトーンを聞く時で12時間、スピーカ付けてVR半分くらいだと8時間程度もつとの事でした。電源がある自宅シャックなどではUSB-Cで電源供給した方が良いですね。電池が入っている状態でUSB-C給電しても問題はなく、USBから電源供給されている時は電源SWがONでもOFFでも関係なく通電し、その際にはスリープには落ちないとのことでした。

なお、このキーヤには本体と同じくらいの大きさの紙箱エンクロージャに入ったスピーカが付いています。ストレートキーを接続する端子も備えているところを見ると、恐らく元々電信練習用のオシレータとしての機能も持たせていたのではないかと思われます。 それだけにスピーカーを繋げて鳴らしてみると従来からあるエレキーのサイドトーンブザーとはレベルの違う実に綺麗な正弦波サウンドを聞かせてくれました。 電池内蔵で動くので電信マン同士の呑み会にパドルやコメツキバッタを持ってって鳴らすと盛り上がるかも。(笑)

JE3QDZご本人からお聞きしたのですが、ストレートキー端子はチャタリングをソフトウェア的に減らす工夫がされているとのことなので、その端子にメカバグや縦ブレ電鍵を繋ぐのも高品質符号の生成になるとのことでした。

普段殆ど使っていない辰キーをストレートキー端子に接続してみました。

ストレートキージャックにバイブロやベガリのメカバグを接続してチャタリングキャンセラーとして活用するのもアリです。

八重洲のFTDX10のサイドトーンがガサガサ言って気になっていたのですが、QDZ Keyer経由にすることでガサガサポコポコ言わなくなりました。

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