リレーボックスからKEYER XS経由に戻しました

以前バグキーの時だけサイドトーンが「ガサガサ」と不快な音が混ざるので、リレーボックスを経由しておりました。

が、この頃 Vibroplex Original Deluxe の長音だけリレーボックスを経由しても「ガサガサ音」が復活してしまいました。(注:なおこのサイドトーンの汚れはFTDX10だけで、ICOM IC-7300/705では発生しません)

リレーボックスの前に使っていた「げじげじ倶楽部 KEYER XS」のストレートキー端子(赤いKEYボタンのタクトスイッチ)経由にすると綺麗なサイドトーンが蘇ったので、このフォーメーションに戻すことにします。回路図を見るとこのストレートキー端子はただKEYOUTに垂れ流ししている訳でなく、マイコンに繋がっており、なんらかの制御が行われている模様です。根拠の無い想像ですが、◯ms以内のON/OFFはチャタリングやカスレとして処理して回路をON/OFFしない・・・とか。知らんけど。w KEYOUTはフォトカプラ経由になっています。

KEYER XS の電源はボタン電池 CR2032。省電力設計でふつーに使って3ヶ月~半年は持つとのことですが、電池交換をするのに精密ドライバが必要で実に面倒くさいので、これを単3アルカリ電池2本にし、電池ボックスの上にキーヤ本体を載せることにしました。

手持ちの電池ボックスが単3電池3本のものだったので、バランスを考えて真ん中の1本部分を短絡して3Vを供給することにします。

KEYER XS のボタン電池ソケットはいつでも元に戻せるよう、そのまま基板上に取り付けたままにしておきます。

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せっかくですから電池ボックスからのリード線をはんだ付けしてから、どれくらいの電気を食うのか、テスタで電流を測ってみます。

スクイズ操作時:マーク時間によって5〜8mA

ストレートキーダウン時:9.6mA

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電源スイッチONで未使用時: 何と0mA!

測定レンジを2mAにしても0のままピクリともせずの測定不能。と言うことは使い終わっても電源スイッチをいちいちOFFにしなくても良いと言うこと?? と思うほど確かに省エネ設計です。 

不使用時の電力消費についてはマルツのキーヤは4mA弱は流れているので、電池駆動の場合は電源スイッチをOFFっておかないと1~2ヶ月程度で電池切れになりました。

CR2032を単3アルカリ電池2本直列に交換するので、容量も大きくなる筈ですから、電源スイッチONのままで1年くらい持ては良いかな?と期待。

一応調べてみると CR2032は3Vで220mAH、単3アルカリ電池2本直列3Vで1800mAH。ざっくり約8倍長持ちと言う計算になります。
ボタン電池で3~6ヶ月持つとすると、単3アルカリ電池2本なら24~48ヶ月・・・ほんとにそんなに持つのかな? 自然放電もあるでしょうから話半分としても1~2年は持ちそうですね。

電池ボックス内の電池1本分を短絡処理してから、キーヤを電池ボックスの上にちょこんと載せ、マジックテープで固定して作業完了。

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電池ボックスの底面にKEYER XSに付いていたゴム足を移植
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キーダウン時に赤いLEDが光るのも、これはこれで良いですね。

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