続・CG-3000 ATU を FTDX10 で使う

汎用の屋外型ATUを使うためには10W程度のキャリアを注入する必要があります。

IC-7300やIC-7610はICOM純正のAH-4/730を使うための端子に簡単なスイッチを作って取り付けるだけでボタンを押せば10Wのキャリアを出すことができるので、CG-3000を使うことは容易です。(注:別途 CG-3000には13.8Vを供給しなければなりません)

jf0rrh.com

八重洲のリグには、八重洲純正の屋外型ATU FC-40を接続するインターフェイスはあるのですが、ICOMのような情報がなく簡単にATU調整用の10Wキャリアを出すことができず、CATでコントロールをする装置を使っておりました。

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なんとか八重洲のリグでお手軽に汎用ATUを使うことができないか・・・と約2年間もそう思い続けていました。

ところがYouTubeでこの解決策をアッサリと教えてもらいました。

曰く「外部ATUを使うようにリグを設定してTUNEボタン押せば5Wくらいのキャリアが出ますよ」と。。。。

マジですか!?

そんな訳で早速試してみました。

まずリグ側の設定です。

TUNER SELECT の項目がINTERNAL(内蔵ATU)だったのをEXT(外部ATU)に変更します。(FC-40を使うときにする設定)

おもむろにTUNEボタンを長押ししてみます・・・。

2~3Wですが確かにキャリアが出てチューニングが取れているようです。

気になるのはキャリアを出してチューニングしてる最中、内蔵ATUのリレーがガラガラいってること。以前FC-40を使っている頃は内蔵ATUがガラガラ動作することはなかったと記憶しています。

おそらく設定はEXTにはなっているものの実際にはFC-40が繋がっていないので内蔵ATUが動いているような気がします。 仮にそうであっても内蔵ATUをスルーにしてもCG-3000で同調が取れてさえいればオッケーなので、念のためチューニングが済んだあとTUNEボタンを軽く押してATUをOFFしてみました。

果たして結果は・・・

何のことはなくSWRも1.0付近までにチューニングが取れていました。FTDX10の内蔵ATUがなんらかの悪さをしているのではないかと、さらに疑い、FTDX10 + CG-3000でチューニングが取れた後、アンテナ切替器でIC-7610に切り替えそのままキーダウンしてみても、SWRは1.0付近のままで普通に100Wパワーを入れても問題皆無でした。

たまたま我が家のアースやカーボン釣り竿エレメントの相性がよかっただけかも知れませんので、八重洲の FT-710やFT-991Aなどのリグをお持ちで、かつキャリア注入すると自動的にチューニング動作に入るCG-3000のような屋外型ATUをお持ちのかたはお試しいただいて、その実験結果をお知らせいただければ幸いです。