カーボン釣竿直接給電アンテナでは釣竿直下にアンテナチューナが必要になりますので、必然的にATUを使うことになります。
自分はCG-3000というキャリアを入れると自動的にチューニングを取ってくれるのを使っています。 注意点としてはキャリアは10W程度に下げておかなければチューニング動作中にATUを焼損してしまうリスクがあること。
ですから、このATUを使って電波を出すときは
1 オンエアしたい周波数に合わせる
2 パワーを10Wに下げる
3 キャリアの出るRTTY/CWモードに変える
4 電波を出してSWRが充分に下がったことを確認してキャリア注入をやめる
5 元のモード・パワーに戻す
6 めでたしめでたし
と言う実にめんどくさい操作をします。間違ってパワーを下げ忘れたままキャリアをぶち込むと壊れることがあります。実際このCG-3000の前にMFJ-926Bをこれでオシャカにした経験があります。w
そこで先ほどのチューニング操作を自動的に行ってくれる魔法の箱を見つけて導入し、らくちんで安全なATU利用ができています。
その魔法の箱はこちらの TC-AH4 V3。。
CATコントロールで上記に書いた一連の操作コマンドをArduinoが送出してくれるものです。
カーボン釣竿直接給電アンテナをつなげて、実際にチューニングしている様子を撮影したものです。
もうらくちんで手放せません。
なお移動用のIC-7300MにもCG-3000をつなげて使ってますが、こちらはICOM AH-4/730互換のコントローラをつけてあり、このTC-AH4 V3は不要です。
★実は八重洲のFC-40を所有していたこともあったのですが、調整範囲が狭いらしく充分にSWRが下がるエレメント長がクリティカルで使いにくかったため、ヤフオクで売り払い CG-3000に乗り換えました。