IC-705でATUチューニングのために10Wキャリアを出すスイッチ

以前 IC-7300に接続した CG-3000 ATUをチューニングするために、10Wキャリアを出すスイッチを作りました。

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「作る」と言っても抵抗とダイオード各1本をコネクタの間に空中配線し、モメンタリスイッチ1個の超簡単工作でした。

今回IC-705でも同じものが出来ないかググってみたら先達が実験して作ってくれていました。

jj1lfo.fc2.net

以前 IC-705でCG-3000 ATUが調整できないか実験してみたときはNGだったのですが、上記の記事に、10Wキャリアが出ると書いてあったので作ってみることにしました。(注:作ってはみましたが、結果としてはこれでもやはりIC-705ではCG-3000 ATUは使えませんでした。)

必要部品は
47kΩ抵抗 1個
ダイオード 1個
電解コンデンサ 1μF
ステレオミニプラグ
3芯ケーブル
プッシュスイッチ(モメンタリ) 1個
2芯ケーブル

以前 IC-7300/7610用の10Wキャリア送出スイッチを作るときに部品を余計に買ってあったので47kΩ抵抗とダイオード、それにプッシュスイッチ(モメンタリ動作)は手持ちにありました。ステレオミニプラグと3芯ケーブル・2芯ケーブルはジャンク箱に転がってました。

あと必要なのがコンデンサなのですが、先日DitDahChat用にPCのUSBマウスを改造したときの残骸基板があって、その中に10μFの電解コンデンサがあるのを発見!

この基板から電解コンデンサを取り外して再利用することに決定!

半田吸い取りの網線を半田ごてで暖めて部品を取り外します。

キレイにハンダを除去でき、電解コンデンサの取り出しに成功!

早速、ダイオード電解コンデンサの極性に注意して空中配線を敢行。

物理的にはかなり怪しい結線ですが、ま・こんなんで良いでしょう。w

ビニルテープで絶縁して、巻き巻きして完成です。

このステレオミニプラグをIC-705のTUNER端子に差し込み、スイッチを押すと10Wキャリアが送出されるという寸法です。

果たして上手くいくか? とやってみると、たしかにキャリアは出るのですが、以前と同じく高SWR時には自分自身のファイナルを守るために自動的に出力を1W程度に低減しちゃう機能が付いており、このボタンを押してもやはりパワーは1W程度しか出ません。

こちらで書いたとおり最低でも2~3WないとCG-3000 ATUはチューニング動作になりません。

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結論としては役に立たないものを作っちゃった・・・と言うわけでした。。。

どなたか IC-705 の保護回路を1Wではなく3Wくらいに改造する隠しコマンド的なのをご存じないでしょうかねえ。(笑)

仕方がないので現在はCG-3000 ATU + CPATUアンテナエレメントの調整を IC-7610 でやっておいてから、リグを IC-705 に切り替えてオンエアする・・・なんてめんどくさいことをしています。