マニュアルアンテナチューナを使ってIC-705をダマして3W以上の電波を出させて、その勢いでCG-3000をチューニングすると言う荒技はその後も上手く動いています。
マニュアルチューナの調整はかなりクリティカルではありますが、確実に動くことが分かったら、今度はもっと楽できないか?と考えました。
マニュアルで動くならATUでボタン一発!も出来るんじゃないかと思い、中華製のATU-100を買ってみることにしました。AliExpressで約7000円。
ATU-100と言っても色んなところから売られていて、どれを買えばよいのやら・・・。
いろいろ調べてみると、IC-705のようにSWRが高いと出力抑制がかかり1W程度になる送信機でも使えるという記述があるものを選びました。ファームウェアのバージョンは3.2じゃないとダメらしいです。(もちろん嘘も多いのでダメモトですが)
接続方法としてはマニュアルチューナをそのままこのATU-100に置き換えるだけです。
果たして上手く動くでしょうか。乞うご期待!
翌日早くも着荷。ポチって3日半くらいで届きました。
早速開梱。
入ってものはATU本体と電源ケーブル、それから(説明書もなんもないのですが恐らく)USB-Cから9Vを作り出すコンバータ基板。
今回は13.8Vを安定化電源から供給するので電源ケーブルと本体のみで用が足ります。
ただし電源ケーブルが短すぎなのでパッチンコアに3回巻いてから継ぎ足ししました。
同軸ケーブルINとOUT、それから電源ケーブルを繋げて電源スイッチONしてみると
とりあえず表示されまして、ひと安心。
早速チューニングを取ってみます。
ATU-100のTUNEボタンを一度チョン押ししてリセット。その後長押ししてTUNEスタンバイの状態になります。おもむろにキャリア送出スイッチを押すと・・・・なんということでしょう! ATU-100のリレー音がカラカラと音を立ててすぐにパワーが出て、CG-3000のチューニング動作になりました!
他のバンドも試してみると、高めのSWRになる時もありますが、もう2〜3度チューニングを取るとSWRは1.2以内に収まります。
結論ですが、IC-705でCG-3000 ATUを使う時には、間にATU-100(ファームウェアバージョン3.2)を入れれば使える! でした。
下記の動画はIC-705の出力を30%(実測で3W前後)にして各バンドでCW信号を入れてチューニングしている様子を撮影したものです。
CWでキーダウンするとATU-100のリレーがカリカリ言いながらIC-705のSWR計がサーッと下がります。(勿論この先に繋がっているCG-3000 ATUのリレーもガラガラ動いています。)