Begali Intrepid バグキーの調整

この夏ポチってしまった(笑)ベガリのイントレピッド・バグキーですが、バイブロのそれとは構造が異なり、調整のしかたも良く分からずほぼ着荷したまま使っておりました。

せっかく円安ユーロ高の中ビッグマネーを投入して手に入れたベガリちゃん( Begali Interepid )をちゃんと調整して使ってみようと思い、マニュアルを読んでみても英語で良く分からず・・・。

構造がバイブロとは全然違うのでどこをどうしたらどうなるのかも良く分からず・・・。しかたなく、どなたか先達の知恵を拝借できないかググってみましたら、

と有り難い記事があるじゃあーりませんか。 と言うか唯一このページだけしかそれらしいページがなくて地獄に仏。w

以下調整ネジなどの名称は、このページに書かれているものを拝借して書きます。

https://blog-imgs-123-origin.fc2.com/m/i/c/mick366/DSC_1230_CENTER.jpg

調整ネジは右奥から右手前に向けてR1・R2・R3・R4、左奥から左手前に向けてL1・L2・L3・L4と並んでいます。レバーシャフトは2分割されており奥をB、手前パドルつまみ側をAと呼んでいます。

【1】
全てのネジを緩める。これはカンタン。w

 

【2】
レバーシャフトAとBが真っ直ぐになるようにR1ネジを締めていく。締めすぎるとアームが曲がっちゃうので、曲がる寸前までR1ネジを締める。

 

【3】
振り子シャフトが樹脂ダンパーにぴったり接するようにR4ネジを締める。 この【2】と【3】がバイブロでいうところの短点パドルを操作後、指を離した(短点の送出をやめた)ときに奥の金属ダンパーにピタリと当たって振幅が止まる位置にネジを調整することに相当するんだと思います。

 

【4】
パドルで短点を送出操作し、L2ネジを締めて適度な重さ(負荷)に調整します。L2ネジはバイブロの短点バネ調整に相当するのでしょう。 ただしベガリは磁石バネです。

 

【5】
振り子シャフトが少なくとも8往復くらい振幅するようにL3ネジを調整します。あまりギャップが狭いと充分に短点が送出される前に振幅が止まってしまいます。


【6】
振り子シャフトの横振れに合わせて短点が出るわけですが、この時短点接点のギャップをL1ネジで調整します。丁度良い位置にしておかなければ短点が連続で出ず、つーーーーと常にコンタクトしてしまったり、逆に接点が閉じず短点が全く出ないなんてことになります。短点が連続で出る丁度良い位置を探ります。(あ・サイドトーンが出る状態で調整します。) これはバイブロのヘアピン短点コンタクトの調整ネジと同じですね。 ただバイブロの場合コンタクト接点の表面積が広いのとは真逆で、ベガリは針と針受けみたいな感じですけど。


【7】
短点が最低8個程度出るようにL1ネジとL3ネジを交互に調整します。この辺りは自分の好みと連続短点がどの程度出せれば良いかで変わってくるでしょうか。HH(訂正符号)を絶対打たない自信がある場合は短点5個くらい出ればOKかもしれません。 自分は割合ギャップは狭めが好きなんですが、そうすると短点が8個出なくて妥協ラインを探ってます。笑

 

【8】
連続短点を打つときのマーク・スペース・マーク・スペース・・・この時のマークとスペースの時間が同じになるようにL1ネジとL3ネジを微調整する・・・って言ってますが、これこそ自分の感覚(好み)の調整になると思います。L1ネジを締めればマークの時間がスペースより長くなり、感覚的には「とろろろろ」に近くなり、L1ネジを緩めればマークの時間がスペースより短くなり「カカカカカカ」的な感じに自分は感じます。
L3ネジはL1ネジと逆の振る舞いだと思えばよいでしょう。最後は感覚です。w


【9】
次に長点の調整です。 パドルで長点を打ってみてR3ネジを締めて適度な重さ(負荷)に調整します。これもバイブロではバネの調整に相当します。(短点のL2ネジと同じです) 磁石バネですね。

 

【10】
パドルの左右(短点・長点)の振れ幅がほぼ同じになるようにR2ネジを調整します。(短点側はL3ネジ) と書いてありますが、実は自分は短点の振れ幅より長点の振れ幅のほうが小さいほうがしっくりくるようなので、このインストラクションは気にしていません。(笑)

 

【11】
振り子シャフトにある2つの錘を移動してスピード調整します。 自分はもっとゆっくり打ちたいのでこんな錘をめがねクリップで取り付けて調整しています。錘2個を一番手前に固定してもちょっと速すぎなので。

【12】
短点間隔(【8】のマーク&スペースの間隔)の微調整はL4ネジでもできます。これも磁石バネで錘シャフトの振れ幅を制御するものですが、正直自分はそこまでシビアではなく、このL4ネジは全然使ってません。