何を血迷ったか大昔の5球スーパーラジオをヤフオクで落札しました。
自分がまだ北海道の実家に居た小中学生の頃、さすがにテレビの時代にはなっていましたが、押し入れに中波と短波が受信できる5球スーパーラジオがあって、私のおもちゃになっていました。モノラルでしたがレコードプレーヤもあり、5球スーパーラジオがアンプとなってハイファイ(死語w)な音を鳴らしていました。(ちなみにその時の5球スーパーラジオはバラバラにされて2連バリコンは中波のループアンテナの部品となって終わりました。笑)
そんな訳で落札してすぐ着弾。コンセントに繋ぎ、1.5mくらいのアンテナ線をその辺に転がして早速電源ON! まさにその名の通り火入れ式です。w
球が温まって音が徐々に大きくなって聴こえるまでの間が何ともいえません。糸掛け式のチューニング駆動の感触も実に懐かしい。よーく耳を澄ますとかすかにブーンというハム音も!w
ちゃんと聴こえるじゃないですか。
kHzやMHzじゃなくて、KCとMCですよ! 気圧はヘクトパスカルじゃなくてミリバール世代ですから!笑
裏を開けてみると
確かに真空管は5本でした。w
で、この5球スーパーはいったいいつ頃のものなのか調べてみました。
どうやら学校用にコストダウンして作られたもののようで、1961年~1965年あたりに流通していたようです。昭和で言うと36年~40年。1回目の東京オリンピック生まれの私と同じかちょっと先輩の60年選手です。
こんな大昔の真空管式ラジオから今の中波局がガンガン聴こえてくるんですから、不思議な気持ちがします。
どうやら中波放送は送信設備維持コストが嵩むらしくVHFのFM補完放送に徐々に移行していき中波帯を聞いても隣の国のコトバしか聴こえなくなる時代がやってきそうですが、私同様もうしばらく頑張ってもらいましょう。笑