Pediなんて大げさですが、金沢に出張で出かけるついでにホテルから日曜朝に行われているA1CLUB和文オンエアミーティングに出てみることにしました。
移動運用はクルマでなら慣れたものですが、今回は新幹線で金沢まで。よって機材は全部手持ちです。
IC-705/AH-705にカーボン釣竿のラインナップ。と書けば機材は少なそうですが、実際はアンテナを固定する仕掛けや当然コモンモードフィルタも必要。あと肝であるアースはどうするか・・・などなど。そもそもホテルの窓からカーボン竿出して給電なんてできるんだろうか? 心配事ばかりでした。
結果から言うと大成功でしたが、とにかく荷物を詰めて出発しました。
コロコロキャスター付きのバッグに収まりきらなかったのがカーボン釣竿・・・。こんな格好になりました。知らない人がみたら魚釣りにでも行くと思うでしょうね。笑
カーボンロッドはJINKING 720の約7mモノ。カーボン釣竿直接給電アンテナ with ATU界隈では飛ぶと評判の逸品です。
ホテルに着いてまず機材点検と軽くセットしてみます。
アンテナ関係はこれ。
三脚とバークランプでカーボン釣竿を固定する作戦です。
軽くセットしてみたら上手くいきそうな気配。今夜は金沢市内の会合と呑みなので設営はいったん中断して行ってきます。本番は明朝のA1CLUB和文オンエアミーティングなので。
翌朝設営の続きを行いました。
窓枠にバークランプを取り付け、これと三脚で釣竿を固定します。固定にはリピートタイ(繰り返し使える使い捨てではないタイラップ)を使います。
バークランプ部分のカーボンエレメントを気休めですがタオルで絶縁してリピートタイで縛り付けます。
窓は保安上の理由から全開にはならず、ほんの少しだけしか開きません。
いきおい給電部は客室内にならざるを得ません。 アースに至っては5m x 5本のグランドラジアルを部屋の床にてきとーにぶちまけるしかありません。
こんなんで果たしてオンエアミーティングなんてできるんでしょうか・・・。
0700JSTに7メガでOAMスタート。2エリアのOMがスターターでリレー形式です。
スタート時は近距離2エリアが酷く弱かったのですが、20分程経過すると近距離の信号も強く入ってくるようになり、津市の局をコールすると何とアッサリとコールバックがあるじゃないですか。レポートは599/599。つつがなく交信が成立。その後こんどは当局がCQホレを出す番です。
CQ CQ CQ A1C ホレ OAM DE JF0RRH/9 JF0RRH/9 PSE A1C ホレ OAM K
数局に同時に呼ばれ、その中から埼玉県児玉郡のお馴染み局と交信。レポートはこちらも599/599でした! 10Wでしかも部屋の中で目玉クリップ給電、アースは部屋内の床にぶちまけた電線・・・。 こんなんで飛ぶんだ!とちょっとした感動を覚えました。
有り難いことにPCやRIGへの回り込みなどの高周波インターフェアも皆無でした。
パドルはCQオームさんのミニパドル(GHDキー社製)を持参。でも普段全然使ってないのでミスタッチだらけ。しかも和文はいつもバグなのですが今回はIC-705内蔵キーヤ・・・。
電源はモバイルバッテリに15Vを出力するトリガケーブル。以前IC-705でFT8を連続運用したら4時間程持ちましたので、CWならもっと運用できそうです。
で結局当初目的のA1CLUB和文オンエアミーティングで2局のみ交信して撤収。すぐに長野市への帰途につきました。めでたしめでたし。笑