バイブロ・バグキー 振れ止めにシリコンを

千葉流山のOMに教わった振れ止め(ダンパー)にシリコンチューブを取り付ける作戦。 残念ながらシリコンチューブの手持ちはなかったのですが、代わりにシリコン指サックがあり、それを取り付けて使ってみました。

バグキーはバイブロです。( Vibroplex Original Deluxe)

ヘアピンには短点カスレ防止の為にスポンジを挟んであります。

指サックの指先の部分を切り取って振れ止め(ダンパー)に巻き付け、ダンパーとシャフト、金属同士が直接ぶつからないようにします。

シリコン指サックの切り取り方が雑で見てくれは悪いです。(笑)

金属同士が当たらなくなりガチャガチャ音が減り、シャフトと振れ止め(ダンパー)が衝突するときの衝撃を吸収するようでシャフトが暴れず符号が安定しました。(あくまでも当社比ですが・・・。w)

振れ止め(ダンパー)は固定していませんが、シリコンが殆どの場合衝撃を吸収している様が動画で分かります。(時々吸収しきれず少しダンパーが動きますが。)

バイブロのバグキー どれくらいのギャップが良い?

メカバグの中では Vibroplex Original Deluxe バグキーが好きで使う機会が多いのですが、この調整方法を教わる機会がなくて、ネット情報だけが頼りです。

調整のしかたを動画にしてくれているかたもいらっしゃいまして、とても参考になりました。

この動画の解説の通り短点ギャップを3mmにして短点が10個程度出るように短点側の振れ幅(稼働範囲)調整を行うと確かに綺麗に連続短点がでるようになります。

しかし自分の場合3mmではかなりギャップが広くてベロシティも大きくなり、長短点が切り替わるとききの触れ止めダンパーに当たる力も大きくて、次の長短点送出に影響があるようでした。(あくまで自分の場合です。当社比というやつ。w)

要するに短点ギャップが3mmでは自分には大きすぎで、これをどれほど短くすれば自分には心地よいフィーリングが得られるかをゲージを使って(目視ですが)測ってみました。

調整しながら符号送出をしてミスも少なく、符号が綺麗に出る位置を調整してから測ります。

短点ギャップは、かすれ防止スポンジにコンタクト位置が隠れてますが測ってみると2mmでした。

短点が続けて綺麗に10個以上出る振れ幅(可動範囲)は

1mmでした。

ついでに(笑)長点ギャップも測ってみました。

0.5mmでした。

このギャップは、バリスピードや錘の位置などでも変わってきます。 つまり送出する速度によっても微妙に変わってくるわけで、実にめんどくさいキカイですね。

だから面白いのですが。 これが嫌ならエレキーとかエレバグを使いなさいということですね。(そう言いながらエレバグを使っている時間が一番長いワタシでした。笑)

IC-7610 静音ファンに交換

IC-7610のQSK(所謂フルブレークイン)のリレー音が皆無で実に静かでFBなのですが、それ故か背面の冷却ファンが回りだすとやたら五月蝿く感じます。FTDX10やIC-7300とは較べものにならないほど静かなファンなのですが。笑 (特にIC-7300は起動時からふぉーーーーんと五月蝿すぎ)

★注:以下の処置はメーカの保証対象外になりますので、ご自分の責任で行ってください。当方には何の責任も負えませんので悪しからず。

そこで以前 IC-7300で交換したファンと似たようなものをアマゾンで調達して交換してみました。

購入した静音ファンはこれ。

https://amzn.to/3PtaEix

確か2年くらい前にIC-7300用に買ったときは4000円はしなかった記憶がありますが高くなってました。

コネクタを調達して、元から付いているファンの電源コネクタ付きケーブルを切断しなくて良いようにしました。IC-7300のときはケーブル切断してハンダ付け。我ながら乱暴でした。w)

https://amzn.to/4cm9v60

他に手持ちのタイラップ(インシュロック)。これはファンの電源ケーブルを固定するために使います。 オリジナルファンの電源ケーブルが他のケーブルとともにタイラップで結わえられており、交換するためにそのタイラップをニッパで切断する必要があるためです。

https://amzn.to/3IL5RoS

必要な工具はドライバ・ニッパ・ラジオペンチ・はんだごて・・・。

始めにファンの加工をします。IC-7300の時と同じで、調達してきたファンは電源ケーブルの取り出し口が逆についています。リグの筐体内に向かわせる為にはファンの一部を切り取り、そこを通して庫内にケーブルを回します。

ホントはノコギリとかヤスリで綺麗に加工すべきなんでしょうけど、乱暴にニッパでプラスチックを切断しちゃいました。  そしたらなんとヒビ割れが・・・。(涙) 強度的には問題なさそうだったので(グラグラしたりはしない)そのまま使うことにしました。 良い子はしてはマネをしてはいけません!w

次に IC-7610 背面の冷却ファンを取り付けているビスを外しておきます。

次に底面フタを外すのですが、その前にリグ左側面のキャリングハンドルを止めているビス2本を緩めておきます。外す必要はありませんし、外しちゃうと再度取り付けるが結構大変。w このビスを緩めておかないと底面カバーを取り外すことができません。

次にいよいよ底面カバーを取り外します。リグをひっくり返して底面を上に置き、底面のビス6本と両側面2本ずつの計10本のビスを取り外せば、底面カバーが取り外せます。

底フタが取り外せたら、ファンから基板につながっているケーブルとコネクタを確認します。

フラットケーブル2本とコアを通してあるケーブルの3本を潜って基板のコネクタまでつながっていることが分かります。そしてそのコネクタにたどり着くまでにタイラップで2ヶ所他のケーブルと束ねられていることも確認できます。

手始めに基板からコネクタを外して、束ねているタイラップ2ヶ所を切断してファンのケーブルを取り外します。

切断したタイラップは手が入りにくいのでラジオペンチで丁寧に取り外します。庫内に落としてしまったら目も当てられませんので注意!

元々付いていたファンを取り外します。

取り外したらファンからコネクタまでの長さを測ってみました。

15cmでしたので、新しいファンから生えているケーブルにコネクタ付きケーブルをハンダ付け&絶縁するのですが、その長さの合計を15cm+5mmくらいにすることにします。

静音ファンに付いていた絶縁チューブをうまく使って、コネクタのハンダ付けをします。

赤は赤、黒は黒です。(注:PC用のファンによっては赤は黄色に接続するものもありますので注意しましょう。 このファンは赤は赤でした。)

これでファン側は完成です。

早速取り付けます。

タイラップ2本を用意して、元あったように他のケーブルと束ねます。

余った部分はニッパで切断します。

以上で処置は完了。

底面をビス10本で取り付けます。緩めておいたキャリングハンドルを止めているビス2本を締めておくことを忘れないように!w

早速動くかどうかテストをします。早くファンが回ってくれる事を期待して、7MHzでFT8、出力は70W(ATUの耐圧の都合で70WがMAX)入れてCQ出します。WやBYなどが数局呼んでくれましたが、そんなのはどうでも良くて(笑)ファンが回るかどうか・・・。

果たしてファンは回りだしましたが、音が殆どしません! 電源のファンのほうが五月蝿いくらいです。(この電源のファンも静音ファンに交換しちゃってますが。w)

心配なのが冷却効果なのですが、1時間FT8でCQ出しっぱなしで温度計は8デジットがついていました。40分経過したあたりに8デジットまで点灯しましたが、それからずっと8デジットのママ。 それでもまだまだ余裕がありますから、和文ラグチューを50Wで何時間やっても問題はないんじゃないかと思います。

静音ファンに交換する前は、CWを受信してる時や、送信してる最中にファンが回り出すと気が散るくらいの音量でしたが、交換後はファンが動き出した事・ファンが回っている事に気づかないほどの静音になりました。

DitDahChat電鍵インターフェイス(シリアル接続)

DitDahChatで電鍵を使うには、USBマウスを改造するかシリアルポートに接続するか2つの方法があります。

USBマウスの左ボタンに接続してみたのですが、どうも認識タイミングの問題かしっくりしないので、シリアル接続も試してみることにしました。

シリアル接続と言っても、イマドキのPCにはD-Subのシリアルポートなんぞは存在しないので、シリアルはシリアルでもユニバーサル・シリアル・バス(USB)をD-Sub 9pinのRS-232Cに変換するアダプタケーブルとメスコネクタを入手します。

ふたつ合わせてアマゾンで3800円程。

https://amzn.to/3VfvxRF

https://amzn.to/3v5qIQv

USB-シリアル変換アダプタは他に1000円未満のがたくさんあるのですが、それを買ってみて動かなかった苦い経験があり、高いけどサンワサプライブランドのやつにしました。

メスコネクタは半田付け不要で精密ドライバがあれば綺麗に接続できます。接続するのは4番ピンと6番ピン。この4-6を短絡させるとキーダウンということになります。

USBシリアル変換ケーブルのS-Sub 9pin オスのピンを見て上段5本左から1番ピン2番ピン・・・5番ピン、下段9本左から6番ピン・・・9番ピンです。
ですからオスコネクタの上段左から4本目の4番ピンと下段一番左の6番ピンですね。

てなことを書いてみたのですが、この半田付け要らずメスコネクタですとどれが何番ピンに繋がっているかまで書いてありました。w

4番と6番間違いようもありませんね。ここにステレオミニジャックを取り付けます。

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【重要】4番ピン(DTR)に+極を、6番ピン(DSR)にー極(GND)を接続するようにしてください。逆だとエレキーのKEY-OUTに接続した途端にキーダウンとなるようです。

これで完成です。

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さっそくDitDahChatサイトに行ってテストしてみます。

まずはストレートキーから

次にマルツのエレキーキットをエレバグとして

最後に中華エレキー MX-K2 をスクイズ

と、問題なく使えるようになりました。USBマウス改インターフェイスよりもレスポンスが良くなったような気がしますが、PCからのサイドトーンを頼りに送信するとミスタッチが多いのでPCからのサイドトーンの音量を絞って、キーヤーのサイドトーンを使うことにしました。

★★★【重要】★★★

その後USB-シリアルアダプタケーブルに直接エレキーのトランジスタスイッチを繋ぐと壊れる可能性があると言うことを知りまして、面倒ですがリレーボックスを経由して繋げることにしました。

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以前作ったものです。

jf0rrh.com

DitDahChatで早速ラグチュー

USBマウス改で電鍵と繋げたので、とりあえずオンエア(って言わないのか?)してみようとDitDahChatに繋げてみました。

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いつも7や10MHzでラグチューのお相手を頂いている JF1LXO がQSO中でタヌキしていましたら、立ち見のギャラリーもモロバレで、別のルームに移って交信開始。

やはりUSBマウス経由だと少しタイミングがオカシイのかエレバグもベガリのメカバグもミスタッチだらけで調子がよくありません。 しかたなくHK-808 縦ブレでなんとか交信。

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途中観客がたくさん出てこられて恥ずかしいやら嬉しいやら。w その立ち見客のなかに、いつもYouTubeチャンネルで華麗なバグキー打鍵動画をアップロードされている 7K2PAR もいらっしゃって期せずして3局でのラウンドテーブルQSOになり、これまた楽しかったです。 お空のコンディションも無関係でいつも599ですから、受信ミスしてもコンディションのせいにはできません。w

JF1LXO はUSBシリアル変換アダプタを使ってエレキー接続でやってるということだったので、ジャンク箱を漁ってUSBシリアル変換ケーブルを探しましたが出てこず、しかたなく先ほどアマゾンでポチりました。600円未満でした。w

やはり和文はエレバグじゃないと。(当社比w)

DitDahChat

こんなWebアプリがあったんですね。知りませんでした! インターネットを使ってモールスを楽しむなんてことができるとは!笑笑

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Webブラウザが使えればスマホでもPCでもタブレットでも遊べますが、その時困るのが電鍵です。

電鍵を繋げるにはシリアルポートかUSBマウスのボタンに並列に繋げる・・とのこと。

会社に転がってたHPのPC付属のマウスを貰ってきて、早速加工してみました。

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ネジが全くなくて、どうやって分解しようとネットで調べてみたら底面のテフロンテープの下に小さなビスが隠れているという情報を頼りに、カッターでめくってみると。。。有りました!!

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このビス4個を精密ドライバで外します。

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基板が見えるようになりました。

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この基板はプラスチックのラッチで固定されているだけのようです。これも外しちゃいます。

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必要なのは左ボタンだけなので、センターのホイールスイッチは外しちゃいます。

基板をひっくり返すと、左ボタンのタクトスイッチの端子が見えます。ここに電鍵からのケーブルを半田付けするだけですね。簡単!

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一応タクトスイッチを押して導通するかデスタで当たってみました。

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この先にはステレオミニジャックを取り付けて、早速ハイモンドのストレートキー HK-702を繋げてテストすると、バッチグーでした!

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このUSBマウス改造インターフェイスにはメカバクや縦振り電鍵はそのまま繋げてオッケーでしたが、エレキーを繋げた途端にキーダウン状態になってしまいました。

仕方ないので以前作った、リレーボックス経由にしたら機能するようにはなりました。

しかしDitとDahの感覚がなんか変。

これに慣れちゃって変な癖がつくのもいやですから、メカバクが縦振りキーで遊ぶことにしました。

 

復活再開局してから4

IC-705+AH-705でお手軽移動運用ができるようになった2021年5月。その頃超アクティブになる原因となったFT8を始めることになりました。

CWもそれなりに楽しいのですが、まだその頃は和文のリハビリも全く始めておらず、ちょっと飽きてきた頃、FT8なるデジタル通信が簡単にDXまで飛ぶという触れ込みを信じて始めました。

CQ出さずとも交信終わると、バンバン呼ばれて終わりがありません。w

もちろん家でもIC-705+AH-705でFT8を楽しみ、気づくと数千局と交信・・・。

設備拡張までには、さほど時間はかかりませんでした。FTDX10+FC40で100W固定局の免許をおろしたのは2021年7~8月頃のことです。