IC-7610 DIGI-SELの効果

今まで近所に何十キロワットもの中波・短波送信所があるわけでもないのでDIGI-SEL(要するにプリセレクタ)は使っていませんでした。

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それにこのプリセレクタをONにすると8kHzスパンで受け持ち範囲(?)が切り換わる場所があるらしく、そこを通過すると「ぷっ」といかにも切り換わった音がして、結構な違和感。

それでDIGI-SELは使わないでいました。

ところが今夜の7MHzはバンドスコープのウォータフォールが真っ青になるくらいのノイズがバンド中に発生。OVF(オーバーフロー)のインディケータも点滅が激しい状態。

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そこでDIGI-SELをONにしてみたら、、、、なんと言うことでしょう。(笑)

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真っ青だったバンドスコープがCWの信号部分だけをしっかり捉えるようになりました。当然OVFインディケータも全く点きません。

やっぱり効果があるんですね。見くびってました。ごめんなさい。>アイコムさん

スクイズキーで和文

先日のA1CLUBオンエアミーティングのお試しキー局をするにあたり、BENCHER JA-2パドル+カツミEK-129エレキー をPCキーイングの補助で使いました。

普段使いはバグキーやエレバグで、和文での国内交信が殆どなワタシ。オンエアミーティングのキー局がバグと言うのもナンなので、コンテストで使うエレキーで臨み、オンエアミーティングに備えてスクイズパドルのお稽古も多少やりました。

その際、スクイズ和文を叩き続けてみたら、ラクチンでしかも符号は綺麗だし、何よりラク! (今ごろ気づいてますけど。w)

日曜日の午前中、10MHzで5局でのラウンドテーブルQSOをやってるのを見つけて面白そうだったので、このスクイズキーでブレークし混ぜてもらいました。途中エレバグに切り替えたりしましたが、結構スクイズもイケそうな感触でした。

1年半前くらいに和文のリハビリを始め、途中「和文と言ったらバグキーだろ!」と意味なく思い込んでから、ハイモンドのBK-100から始まりバイブロ・ベガリ・GHDと何台もバグキーを買い集め、バイブロのシングルレバーパドルでエレバグに浮気して、今回はベンチャースクイズ・・・。 浮気症は治りそうにありません。笑

A1CLUBオンエアミーティング・お試しキー局

先週から準備を進めてきたA1CLUBオンエアミーティング(以下OAM)のお試しキー局の本番がいよいよ本日2024年4月13日(土)やってまいりました。

1.9MHzで0530JST辺りから出ておられる JH0OXS を探したところ、CQが聞こえるので呼んでみたのですが、残念ながら飛ばず・・・。

その旨A1CHAT(Webチャット)で書いたら、「高村さん、暇なら7メガ始めちゃえば?」ってことで、0555JSTに1時間以上早くフライングスタートしました。

CQ A1C OAM JF0RRH K と打ってスタンバイしてもコールバック無く、もう一度CQを出そうとしていたその時・・・・。

先ほど「暇ならもう始めちゃえば?」と背中を押してくれた(そそのかしてくれた?) JS1DEH が呼んできてくれました。 人生初キー局(お試しですが)の初QSOでした。

その様子を動画で撮ってありました。ご笑覧ください。

その後は約1時間くらい呼ばれっぱなしで、実に楽しい時間でした。ロギングもCTESTWINでつつがなく、一度で取れないときはベンチャーパドル+エレキー(EK-129)で対応できました。

プログラマブルUSBテンキーも予想通り大活躍。

結局、上段から1段・2段の7つのキーに割り当てた機能だけで用が足りました。

予想外の活躍をしてくれたのはUSBダイヤル。運用はスプリットで行い送信周波数固定、受信周波数をこのUSBダイヤルで可変しながら聞き取りやすい局を探ってピックアップしていきました。キーボードとパドルの間にこのUSBダイヤルを置いたのも正解でした。手元近くで受信周波数をいじれるのは実に便利でした。

運用開始後1時間で集中力が切れるかと思っていたのですが、これらの装備のお陰か、なんとか集中が続きました。7MHzでのOAMも1時間半程で呼ばれなくなり、このままでは不完全燃焼という事で急遽10MHzにQSYして運用することに。こちらもお陰様で呼ばれ、本日は7MHzと10MHzの2バンド合計3時間弱(途中休憩を入れました)で150局ちょっとのチェックインを頂けました。

OAMご参加局の皆さん、ありがとうございました。実に楽しい3時間でした。機会があったらまたやってみたいです。

DitDahChat サイドトーン遅延対応

電離層のご機嫌とは関係なく楽しめる DitDarChat。最近その存在を知り、和文を楽しんでいます。

PCと電鍵の接続は、

jf0rrh.com

ここに書いた通り、USB-シリアルアダプタにフォトカプラ(orリレーボックス)を経由させて、縦ブレ・エレキー・エレバグ・メカバグとなんでもござれとなりました。

しかしひとつ問題が・・・
DitDahChatのサイドトーンが多少遅延するんですよね。なのでPCから流れる自分の符号を聞きながら送信すると違和感たっぷり。。。縦ブレ電鍵ならまだなんとかなるのですが、エレキーやエレバグ・メカバグではミスタッチだらけで、送信していても気持ちが悪くなります。(具体的にはサイドトーン遅延するので最後の短点が1個余計に出ちゃうとか。笑)

そこでDitDahChatのサイドトーン音量をゼロにして聞こえないようにし、ローカルでサイドトーンを発生させる必要がでてきました。

エレキーはサイドトーンは通常RIGから発生させるので、エレキー内蔵のブザーから発生させるサイドトーンはあくまでオマケ程度の音量と音質。(きれいな正弦波ではないブザー音!)

音質は目を瞑るとしても、蚊の鳴くような音量ではこれまた楽しくありません。そこで以前ヤフオクで落札したカツミのEK-129という年代モノのエレキーを引っ張り出し活用してみました。

年代モノ故、かなり古さを感じますが、なんとかまだ使えています。笑

背面の端子真ん中あたりに「MANUAL KEY」というのがあり、ここに縦ブレ電鍵やバグキー、リレーボックス(メカリレーやフォトカプラなど)経由でエレキーも繋げられます。もっとも EK-129 自体がエレキーですけど。笑

自分はマルツのエレキーでエレバグ動作させるがの好きで愛用しています。それをこの「MANUAL KEY」に接続して使えるようにしてみます。

バサバサ・ガサガサ音が酷かったのでテキトーなコンデンサを繋げてみると改善が見られました。

これで快適にDitDahChatで和文ラグチューができるようになりました。

GHD GN207BK お写真

お気に入りになった GHD GN207BK バグキー。 七五三の写真みたいにたくさん撮影したので、ブログに貼っておきます。

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錘部分です。

左側の調整ねじ。左が短点コンタクト調整ねじ、真ん中が短点可動域調整ねじ、右が短点ばね調整ねじ。

右奥の振れ止め調整ねじ。

右手前の長点調整ねじ。奥が長点コンタクト調整ねじ、手前が長点ばね調整ねじ。

同じく長点ねじを別角度で。右が長点コンタクト調整ねじ、左は長点ばね調整ねじ。

接続端子。ミニプラグを取り付けられるように加工しました。

短点コンタクト部分

全体を撮影。鏡のように輝いているので、映り込みに注意しながら撮影でした。

バイブロのシングルレバーパドル Vibroplex VIBROKEYER との大きさ比較

Vibroplex Original Deluxe との大きさ比較

何も足さない・何も引かない

大昔ウヰスキーかなんかのコマーシャルの売り文句だったような記憶があるのですが、「何も足さない・何も引かない」。(うろ覚えですが・・・)

先日お輿入れしたGHD GN207BK バグキーの振れ止めにシリコンの指サックを切って巻いてみました。 これで毎週日曜朝恒例のA1CLUB和文オンエアミーティングに出てみました。

そうすると短点後の長点の直前に短点の残骸みたいなのが出るのですね。どうも振れ止めに跳ね返って次の長点が出るまでのホンの少しの時間で短点コンタクトに軽く当たる雰囲気。低反発ではなくて、ぼよんぼよんと跳ね返る感じ。

これは余計なシリコン指サックを取り付けたのが原因? という事で取外すと問題解決。 ついでに短点カスレ防止のスポンジをヘアピンに挟んで取り付けてあったのも外しました。

出荷時の素の状態に戻し、いつもお相手いただく流山のJF1LXO局と1時間程ラグチュー。 実に快適に交信できました。

やはり余計なものは付けないほうが良いのですね・・・。(★でも、バイブロはこのシリコン指サックとカスレ防止スポンジは有効に機能してるんですけどねぇ。。。)

GHD GN207BK ミニジャック取付

新参者のGHD GN207BKだけがミニジャックがついてない状態なので早速加工しました。

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GHD社の他の電鍵は分かりませんが、ネジでY字端子をとめるこの電鍵はネジが全部外れるためY字端子だけでなく丸型端子も使えます。

今回は手持ちがあった為、頑丈な丸型を使うことにします。必要な部品は全て手持ちのステレオミニジャックと丸型端子2個だけ。

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ミニジャックのGND側を初めに取り付けます。ミニジャックの端子に予備ハンダをしておきます。

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真ん中の端子に取り付ける為、左右の端子は曲げて広げておきます。

次に丸型端子のカシメ穴にハンダを詰めておきます。予備ハンダを盛ったミニジャックの端子をカシメ穴に差し込み圧着工具でカシメます。

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カシメただけでは固定されない為、ここでハンダゴテを当ててハンダを溶かして接合します。熱を加え過ぎるとミニジャックのプラスチックが溶けますが、しっかり熱を加えないと後々接触不良になるので注意です。

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もう片方も同様に処理します。

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もう片方をハンダゴテで接合する前に、電鍵の端子に当ててみて大体の完成イメージを掴んでおきます。多少のズレは何とかなりますが、調整許容範囲を超えると、再度ハンダゴテを当てて加熱しなくてはなりませんので。f:id:jf0rrh-1:20240323144414j:image

できあがったら、ネジでとめてみます。
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見てくれはあまり良くありませんが、かなり頑丈です。

ステレオミニプラグを取り付けてテストしてみます。
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バッチグーでした。めでたしめでたし。