和文電信のススメ

欧文モールスを覚えて使いこなせれば、ラバースタンプ・コンテスト・599BK・QSOパーティ・OAMなどなど楽しめる場面は沢山あります。

欧文平文でのラグチューも英語がある程度できるかたなら楽しめることでしょう。 しかし自分のように英語を日頃まったく使う機会のないドメスティックなひとには、細かいニュアンスを伝え合うような交信は欧文では難しい・・・。 そこで和文の登場と相成ります。

なんてったって日本語ですから、気の利いた冗談が言い合えたり、季節の変わり目の微妙な気候の変化、方言による挨拶や会話などなどが考えなくてもできる有り難さ。

そんなワケで日本人なら和文モールスは出来ないより出来た方が良いと思います。(当社比w こればっか。w)

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和文だからといって特別な覚え方があるわけではなく、ただ欧文より覚える符号の数が多いだけ・・・。 いくつ覚えれば良いかというと

五十音で旧カナを除く46符号
濁点・半濁点・長音 3符号
ホレ・ラタ・句点・読点・かっこ・かっこ閉じ 6符号

の合計55個です。 これ符号数だけで言えば欧文の約40符号よりは15多いだけです。(数字は欧文・和文共通なので) 意外と覚える符号数多くないと思いませんか?(15個「も」多いとも言いますけど。。。気持ちの問題です。w)

旧カナは
ウヰスキーヲ ノミナガラ ヤツテイマス」
なんてことを打たない限り使いませんのでまず覚える必要はないでしょう。

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欧文の時と同じで点と棒でも音響受信でもよいので、まずは符号を覚えます。

覚える順番は日本語で頻出する順番というのを見つけましたのでそれを参考にすると

satzz.hatenablog.com

なんと「ぬ」が無い!

note.com

ここをみると

note.com

第1位…「い」833字(8%)  第2位…「ん」660字(6%)
第3位…「か」650字(6%)  第4位…「し」641字(6%)

第44位…「ー」(長音)61字(0.6%) 第45位…「む」50字(0.5%)
第46位…「へ」49字(0.5%)     第47位…「ぬ」12字(0.1%)

これを参考に和文はこの順番で覚えた方がよい」を勝手に考えてみました。

いんかしう
のとたにれ
なくてはこ
わきるをり
よあもすら
つせまちけ
おさそめゆ
みえふひや
ろねむへほぬ

この5(6)個のかなをブロックで覚えていって、7メガの和文局を探して、最初の5文字のみ筆記受信して、分からない符号は「・」を打つ方式で耳で覚えていけば良いと思います。

欧文の時と同じで符号を音で聞いて、すぐに文字が浮かび手が動く状態にならなければ、潔くアッサリと「・」を打つことです。

練習の頻度にも寄りますが、おそらく1~2ヶ月で筆記受信したメモをみると多少「・」があっても、日本語の有り難さで話の内容は、ほぼ完璧に分かるようになっている筈です。 どうせ大した話はしていません。w 天候や気候の話・電鍵の話・健康(病気・病院・クスリ)の話・アンテナやリグの話・孫の話・お空のコンディションの話などなど。

そのレベルまで来たら、CQホレを出している符号のキレイなかたをコールして交信してみます。

所詮アマチュアですから、相手の打っていることを100%コピーできる必要はありません。 日常の音声による会話だって、嫁さんの言ってることをテキトーに聞いて流してませんか?(笑) それでも会話はなんとかつながるモノです。(注:嫁さんの話をちゃんと聞いていないと、あとで不幸が訪れるかもしれませんが、これは和文とは関係ありません。)