その後のマッチングコンデンサ その3

デカいバリコンじゃないと必要な容量を確保できない。しかしケースが小さくて入らない。しかも既にMコネクタもケースに穴開けて取り付け済み。

そこで手持ちのセラミックコンデンサ(2kV耐圧)とバリコンを組み合わせてなんとか100pF〜200pFを可変カバーできるようにならないか考えました。

まず現状の小さなバリコンは10〜47pF。念の為ケースに取り付けたMコネクタで測ってみると

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57〜95pFとなってました。おそらくMコネとバリコン間の結線を細い50Ω系の同軸ケーブルを使っているのでそれが関係しているのだと思います。

50Ω系の同軸ケーブルは1mで100pFだったような朧げなる記憶が、、、。

セラコンの組み合わせの前に、コンデンサ追加・切り離しをする為のスイッチの、手持ちが何個あるか探してみたところ2個しかありません。

なんとか2個のコンデンサの組み合わせで100〜200pFくらいの範囲を可変できるようにと、無い知恵を絞って出した結論は

100pFを3個直列接続して33pF

100pFを2個直列接続して50pF

の2個を作ってトグルスイッチで組み合わせる事にしました。ほんとはトグルスイッチが4個くらいあればもっと組み合わせが増え広い範囲をカバーできるのですが。。。
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早速ドリルで穴あけしてトグルスイッチを取り付け、スズメッキ線とコンデンサ、ビニル線で配線します。

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配線完了後、容量を測定してみます。

33pFも50pFもOFFの時

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66〜99pFをカバー。

次に33pFのみON

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99〜146pFをカバー。

次に50pFのみON
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121〜169pFをカバー

最後に33pFと50pF両方ともON
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どうやら60〜217pFまでカバーできるようです。